仕事の飲み会を部下が嫌う原因は、あなたが嫌われているわけじゃなくて意外なほど浅いところにあった。 / クレドサクセス実践ブログ
クレドを研究している友松です。
今、伝説コンシェルジュが明かすプレミアムなおもてなし/前田佳子(著)を読んでいます。
今回は、第6章の『五つ星のホテルで実践するスタッフの育て方』を読んで、
伝説のコンシェルジュがやっている、部下の育て方について学びました。
この章を読むことで、伝説のコンシェルジュが
実際に行っていたスタッフの育て方を知ることができました。
私には部下がいませんので、部下じゃないけど、
妻とか息子とか娘に応用できるなーと思いましたし、
これまた部下じゃ無いけど、読書会や講座参加者さんにも
応用させてもらえるなーと考えました。
著者の前田さんは、部下を自分より下、
なんでも自分の言うことをきかせることができる召使い
などとは考えていないし、今までも考えたことはないそうです。
そういえば、私も部下と呼べる人は今までに一人いましたが、
なぜかいつも、その人から叱られていたような気がします。
たぶん叱られているところしか覚えてないだけで、
ちゃんと部下と上司の関係を持っていたとは思います。はい。
第6章は、非常に少ないページ数ですが・・・
- スタッフが自分で間違いに気づくための観察の方法が学べます。
- モチベーションの下がっているスタッフを見つけ、モチベーションを戻してあげる方法が学べます。
- 本人が気づかない部下の才能を見つけさりげなくほめてあげる方法が学べます。
- 掲載している方法をひとつでも取り入れることで部下との関係がよくなります。
以上のメリットがあります。
自分でいろいろ迷って試行錯誤するよりも、
伝説のコンシェルジュから学ぶのが速そうです。
上司が部下のめんどうを見ないといけない理由
チームで仕事をしているなら、
チームの気持ちがひとつにならないと良い仕事はできないと思います。
会社と経営者とスタッフの気持ちをひとつにして
素晴らしい結果を生み出すのがクレドですが、上司としてこんなことをすれば、
言うことを聞かなかった部下
仕事をなかなか覚えてくれない部下
何を考えているのかさっぱりわからない部下
も成長させることができるんですね!
上司は部下を持って大変だーと思いますし、部下の教育なんてめんどくさい、
やりたくない、と思ったりもするでしょうけれど、それだと会社的にまずそうです。
著者の前田さんは
お客様への上質のサービスは一人の力ではなしえません。
多くのスタッフが気持ちを一つに合わせることがとても大切です。
お客様へ上質なサービスをご提供するには、スタッフの満足度がとても大切です。
現場のスタッフの心が満たされていない状態では、お客様に質の高いサービスを提供することはできないでしょう。
と書いています。
なぜ、上司は部下を育てなければならないのか?
なぜ、上司は部下の相談にのってあげないといけないのか?
なぜ、上司は部下を飲みに誘わないといけないのか??
すべては、そこに理由があったのだと私は思いました。
飲みに誘っても来ないのは、あなたが嫌われているわけじゃない
最近の若い部下は、飲みに誘うと行きたがらないから誘えない。
どうせ来ないから誘わなくなってしまった。
というのは、ネットのニュースなんかでよく聞く話し。
まぁ・・・、
部下を教育する場は、クレドを導入すれば、
ラインナップというリッツ式の朝礼を導入することができるので、
そこでディスカッションして教育とモチベーションを
上げていくという方法もできるわけですが・・・
例えば、大好きな人に告白して断られたとき、
自分が嫌われているからフラれたんだと思う人は私だけじゃないはずです。
でも、本当に私のことが嫌いで、私はフラれたのでしょうか?
本当に嫌いだからフラれた時もあったと思いますし、
そうじゃない場合だってあったはずです。
ですから、仕事帰りに部下を飲みに誘って、
いつも断られるのには、もっと別の理由があるのかもしれません。
著者の前田さんも、
仕事で悩みを抱えていると思われる部下を
さりげなく飲みに誘うそうです。
前田さんがどんなに美しい女性であっても、
会社では上司ですから飲みに誘われてうれしいわけがありません。
しかし、そこは前田さん、
伝説のコンシェルジュよろしく、さりげなく部下を飲みに誘います。
誘い方は本書を読んでいただくとして、
お店に行ったら世間話で盛り上がりこそすれ、
仕事の話しは一切しないそうです。
そうです、一切です。ひとこともです。
やはりここは、
コンシェルジュの心使いで、部下が仕事の悩みを打ち明けてくれば
仕事の話しになるでしょうけど、そうでなければ楽しい話しで盛り上がっておしまい。
ここで前田さんが重視するポイントは、
どれだけ楽しい時間を共有できたか。
私は、別の本で読んだことがありますが、
人が心を開く、仲良くなる、信頼するのは、接触回数なのだそうです。
その時間が長かろうと短かろうと関わった回数が
多ければ多いほど、関係が深まるとのこと。
誘っても来ないという原因は深いところにあるわけじゃなくて、
仕事の話しをしないという、なんというかすごく分かりやすく
浅いところにあったのだなと。
そこで、仕事の話しなんかをする気満々で部下を飲みに誘ったら、
部下にとっては辛くイヤな時間を長い時間共有したイヤなヤツとして
部下の脳内に上司であるあなたはインプットされてしまいます。
せっかく飲みに誘ったのに、仕事の話しをしたら嫌われますよ。(たぶん)
本書によると、仕事の信頼関係も築けないみたいですよ。
ということは、飲み会に部下を誘ってイヤがられるのは、
上司のあなたが嫌われているのではなく、仕事の話し、
説教をされるからイヤなのであって、
飲み会の時間が楽しい時間になればいいだけなんですね。
まとめ
部下のモチベーションが最近低いから、
飲みに誘ってバカ話でもして盛り上がろう~くらいが
ちょうど良いのかもしれないです。
部下が育たない、部下が使えない、部下が役に立たないと思う前に、
部下とどれだけ楽しい時間を共有しているのか、
部下の悩みを一緒に解決する時間をどれだけ共有したか、
そんなところが上司のあなたの悩みを解決する糸口かもしれないです。
部下の接し方、育て方に悩みをもっているのでしたら、ぜひ
『伝説コンシェルジュが明かすプレミアムなおもてなし―
お客様の望みをすべてかなえる方法』を読んでみてください。
オススメです!
著者/友松はじめ
クレド勉強会 友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中