クレドを導入する際、一番に何をすべきなのか?
このコラムは、平成28年1月に、
クレド導入に苦戦されている会社のクレドオフィサーの方々が、
東京からはるばる私に会いに来てくださったときのお話しです。
その際、クレド、サービス、リーダーシップに関して私に様々な質問をされましたが、
その中でも、
「会社に変革、改革をもたらすクレドを導入する際、一番に何をすべきなのか?」
と言う質問に対して、私がお話しさせていただいた事を今回、コラムにしました。
クレドを導入する際、一番に何をすべきなのか?
この質問は、「これから会社、職場を良くしていこう。」「クレドを導入して会社を変革、改革していこう。」と、
考えておられる経営者、リーダーの皆さんにとってとても興味深い質問ではないでしょうか?
では、お話しさせていただきます。
私のクレド導入の経験上、これから会社、お店を立ち上げようとされる場合は、
創業と同時にすんなりクレドを導入していけますが、今まで存在していた会社、お店にクレドを導入しようとする際、
つまずいたり悩んだりしない会社、経営者はほとんどおられません。
今までの会社、職場を変えようとするクレドやクレドを導入しようとするリーダー達は、
それまで存在していた従業員の皆さんにとって、異物とみなされるからです。
それまで会社を作ってきた従業員の皆さんにとっては、
「今までの仕事、おこないではダメなのか?なぜ、会社を変えようとする?」
「この会社は、今までオレたちが築き上げてきたのもなのに不満でもあるのか?」
とても会社、職場を大切に思ってくれていた従業員の皆さんも、
いきなり経営者、リーダーがクレド導入を提案したとたんに、
このような意見が出てくるのは、誰も想像に難くないのではないでしょうか?
人というのは大昔から変化を嫌います。
つまり、従業員各々が考える必要以上の変化をさせようとする人を排除しようとするようになるのです。
そこで、その解決方法も、また大昔からさほど変わっておらず存在するのです。
それは、ずばり!コミュニケーションの取り方なのです。
例えば、熱血教師ドラマの第一話、赴任してきたばかりの主人公の教師は、敵対視され排除しようとされます。
弱小スポーツチームにいきなり現れた優勝請負人の監督なんかもそうです。
この二つの例、教師、監督は、最初は嫌われ排除しようとされますが、
最終回では皆から信頼され慕われ愛されているのではないでしょうか?
そんな、「信頼され慕われ愛されている」人が経営者やリーダーであれば、
会社に変化をもたらすクレドを導入する際も
「いいですね!クレド導入やりましょう!」
「私もクレド導入のお手伝いをさせてください。」
と、クレド導入に賛同してくれる従業員が現れるはずです。
つまりは、クレド導入を考える実行する経営者やリーダーが、
従業員に信頼され慕われ愛されればよいのです。
しかし、
「熱血教師や優勝請負人の監督のように一人一人コミュニケーションを取って、
ぶつかっていかなければならないのか?」
と、考える方は少なくないはずです。
しかし、とても簡単なコミュニケーション方法をビジスタではご用意しています。
数分の説明で小学生でもできます。
会社、職場だけでなく家庭でもコンパでも使えます。
ジェネレーションギャップも関係ありません。
その方法を使えば、朝礼の際、いつも部下にめんどうくさそうな顔をされて、
適当に自分の話を聞いてもらっていた事が過去になります。
今回のコラムで、このコミュニケーションの方法をお話しさせていただくと、かなり長くなります。
そして、中途半端な知識で導入されると逆効果にもなります。
クレド導入は、良薬にもなれば副作用が出てしまう事もあります。
実際、私を含め多くのリッツ卒業者達は、副作用を引き起こしてしまった経験を持っています。
しかし、副作用の原因と解決方法はいつもどこの会社、職場でも同じだったのです。
それは、コミュニケーションの取り方です。
社内、職場がポジティブになるコミュニケーションが必要だったのです。
著者/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。