クレドは絶えず変化、進化させるもの – クレドを何度も変化させてきたリッツ・カールトン
クレドが「考えて動く」社員を育てる!
-一枚のカードで成果を上げる「奇跡の改革」
日本クレド(株)代表取締役
吉田 誠一郎
今回の著書は、
「クレドが『考えて動く』社員を育てる!-一枚のカードで成果を上げる『奇跡の改革』です。
クレドは絶えず変化、進化させるもの
「クレドと企業理念の違い②」
クレドは社員から挑戦を受ける
私がリッツ・カールトン以外の会社で働いた際、
会社の社訓、社是が変わった。時代に合わせて進化した。
ということはありませんでした。
しかし、私がリッツ・カールトンに在籍していた4年間の間に何回もクレドは変化しました。
大きく変わった事は1回くらいで、あとは少しずつ良くなっていった。
そんな印象を受けました。
それについて、今回、著者の吉田氏は
アメリカの大手医療品メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンの
クレドー・チャレンジ・ミーティングを紹介されています。
「クレドーに挑戦する会議」と言う意味で社員がクレドに対して向き合い、それについて議論をするのです。
「ここに書いてあることは、違うんじゃないですか?」
「新し項目や言葉を追加しましょう」と言った感じで、
クレドは絶えず変化、進化させるものとして
「クレドー・チャレンジ・ミーティング」を定期的に行い、時代、ビジネスモデルの変化にあわせ柔軟に変化してきた事を紹介されています。
リッツではラインナップ(リッツ式朝礼)、
ジョンソン・エンド・ジョンソンもこのように日頃からクレドと向き合う事を習慣化させ、
スタッフ一人一人がクレドから質問をもらい、クレドに沿った行動をしているか考え確認し、
そしてまた、クレドを進化させるきっかけを無意識に探すようになるのです。
クレドが機能する。クレドが変化する。クレドが進化する。
それは、著者の吉田氏もおっしゃるように、
クレドがある企業ではクレドと社員が向き合うことを、
常日頃から行っているからこそ、クレドそのものも成長し続ける事ができるのです。
ローマもクレドも一日にして成らず。です。
著者/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。