著者:友松はじめ
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NLP
NLPは、Neuro Linguistic Programming の頭文字をとったものです。
日本では神経言語プログラミングと表現されていますが、頭文字のNLPで呼ばれることがほとんどです。

Neuro:神経
人は五感を通して情報を収集、処理している

Linguistic:言語
五感で受け取った情報を言葉によって意味づけしている

Programming:プログラミング
意味づけられた情報を使って個人個人が考えや感情や行動のそれぞれのパターンを作っている

NLPのことを心理学と思っている人が多いようですが心理学ではありません。
NLPはストレス無く幸せに自由に生きるために、自分の心の状態、思考、行動をどうやって操作したらいいか、それから他人とのコミュニケーションをどうしたらより良い状態になるかということがNLPのテーマといえます。

自分の心の状態と思考と行動を自分自身で操作できる。
相手とのコミュニケーションを望む方向に自由に作っていける。
この2つが可能になるだけでどれだけ人生が豊かになるでしょうか。

人の悩みの8割は人間関係と言われていますがNLPを習い実践することで今見えている世界を自分の力で変えていくことが可能になります。

そのNLPは1975年にアメリカのカリフォルニア州で開発されました。
開発者はカリフォルニア大学で当時学生だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授だったジョン・グリンダーの2人です。

 

・リチャード・バンドラー

1950年生まれ
NLP創始者の一人。
NLPの開発後はデザイン人間工学/DHE(tm)と神経催眠再起パターン/NHR(tm)を開発。

 

・ジョン・グリンダー

1940年生まれ
NLP創始者の一人。
NLPの開発後はニューコードNLPを開発。

 

NLPは当時天才と言われていた3人のセラピストを研究するところから始まりました。

  • ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ
  • 家族療法のヴァージニア・サティア
  • 催眠療法のミルトン・エリクソン

の3人です。

この3人の天才の話し方、言葉の使い方、しぐさを徹底的に観察することで3人のパターンを解明しました。
のちにこの観察方法はNLPのモデリングというテクノロジーとして誰もが習得できるようになりました。

3人から解明したパターンを体系化して習得しやすくしたものがNLPです。
NLPが開発されたことで誰にでも3人の天才と同じような結果に近づけるようになりました。
心理学とNLPの大きな違いは、心理学が『原因』を解明してから治療にあたるのに対して、NLPのは原因を突き止めるようなことはせず『結果』を出せることゴールにしているため、望む結果を出すまでの時間が早いのです。

 

NLPを学ぶ理由

30代の初め頃に恩師のススメで本を読んだのがNLPを知るキッカケでした。
最初の頃はNLPに対して特に興味を持つことは無かったです。
しかし私と同時期にNLPを知った知人がNLPを学び、みるみる別人のように成長し、ビジネスを成功させる姿を目の当たりにしてNLPの凄さを実感するとともにNLPに興味を持つようになりました。

NLPは学べば学ぶほど魅了されますね。
どんな点に魅了されるかというとたくさんありますが、今は特に自分の思考がシンプルになり悩むことが少なくなったことでしょうか。

その他にも、相手の状態を観察できるカリブレーションで相手の考えていることがわかるようになったり、モデリングというテクノロジーでは参考にしたい人の良いところを取り入れることができたりなど。

NLPを知らない人から見ると考えられないようなことが比較的簡単にできてしまうところにもNLPの魅力を感じます。
そして練習するほどに上達するので一生追求できる学問だと私は考えています。

仕事がら、多くのビジネス書を読むのですが、今まで読んできたビジネス書はNLPのテクノロジーがもとになっていると思われる本が多くあることに気がつきました。
それだけNLPはビジネスに応用できる技術が多いということです。

自分の心の状態、思考、行動を操作することができる。
相手とのコミュニケーションを良好に円滑にすることができる。

これはNLPの大きな特徴ですが、この2点だけ見てもNLPをビジネスで使わない理由はありません。
NLPのビジネス利用のメリットは大いにあると思います。

 

NLPの使い方

NLPの使い方を一口に説明するのは難しいです。
理由はNLPの中に、カリブレーション、モデリング、ポジションチェンジ、メタモデルなどなどのテクノロジーがあって、状況、用途に合わせてそれらを使い分けるからです。
それらのテクノロジーをまとめてNLPというわけですからね。

 

NLPが役立つシーン

NLPはもともと3人のセラピストをモデルにしたところからスタートしていますので、セラピーに使われることが多いように感じます。

しかし、苦手意識を簡単に取り除くことができたり、相手との信頼関係を短い時間で構築できたりすることからNLPはビジネスのシーンで役に立つことが非常に多いスキルだと感じます。

実際に私がNLPに興味を持つキッカケとなった知人はNLPを習うことで自身のビジネスに活かしていました。
もちろん人が関係する全ての場所でNLPは効果を発揮するでしょうが、特にビジネスシーンでNLPを使うことで今よりももっと大きな結果を得ることが可能になると思います。

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