著者:友松はじめ
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パフォーマンスに影響しているつらい記憶は研修で書き換えて回復させよう

今回は研修にビジネスユースNLPを活用するお話です。
たとえば小さい頃に虐待にあっていたとか学生時代いじめられていたとか仕事で失敗した記憶とか、こんな過去の記憶が原因で仕事のパフォーマンスに影響がでている従業員さんは多いのではないでしょうか。

記憶ですから過去におこったことなので、今現在に影響があるわけがないと考えがちですが、そのときの辛い記憶がパターンになって、たとえば上司に強く質問されたときに、怖くて答えられないとか。

ふとしたことがキッカケで過去の記憶がフラッシュバックされて、今の思考や行動に影響をあたえてしまうことがあります。
一般的にはトラウマなんていうんでしょうね。

この過去の辛かった記憶は変えることができます。
過去は変えられるってやつですね。
なぜ変えられるかというと…。

 

このブログでなんどかお話してきましたが、起こった事象には起こったこと以外の意味はなく、無色透明という考え方をNLPではします。
『辛い』『こわい』といった記憶は、自分でくっつけていて、起こった事象には『起こった』こと以上の意味はないんですね。

つまり『辛い』『こわい』は自分がつけたものだから変えられるんです。
これを前提に今回はお話を進めていきたいと思います。

本人は努力をしているのにどうしても同じところで失敗する
上司に意見がいえない
もう会社をやめて転職しようと考えている

などなど仕事に関してマイナス思考をかかえて悩んでいる従業員をあつめて研修を行います。
研修のタイトルは『パフォーマンスを回復するための研修』です。

この研修では、仕事に影響をあたえている過去の辛かった記憶をどうでもいい経験に変えてしまうという研修です。
この研修で使うビジネスユースNLPのテクノロジーは『サブモダリティ・チェンジ』です。

人間は記憶するとき五感を使います。
寒い、胸が痛い、怖い、暗い、かなしい…などなど、書いているだけで気持ちが沈んでいきそうな感覚を通してつらい記憶が作られていきます。

過去が変えられる理由は2つあります。

  • 1つ目は、さっきお話した起こったことは無色透明であること
  • 2つ目は、脳は過去や今や未来の時間の感覚がない。そして現実なのかイメージなのか区別がつかない

です。
つまり、過去のつらい記憶も実際に体験しているんだけれど、脳の記憶としては想像したものと区別がつかないんです。
こういった脳の習性があるので過去の記憶は自由に変えることができます。
これができるのがサブモダリティ・チェンジです。

 

たとえば、父親に虐待されていた過去があったとします。
では目の前にその父親をイメージします。
何か恐ろしい顔をしてガミガミ何か言っています。
ものすごく怖くイヤな感じがします。

その父親が急にドラえもんのスモールライトでキューンと小さくなって5cmくらいの身長になります。
相変わらず父親は何か言っていますが、耳を澄ませて聞いてみるとガミガミがピーピーと聞こえてかわいく思えます。

そして5cmになった父親は、自分の足をけったりなぐったりしていますが、くすぐったいです。
そのあまりの必死さに、見ていて笑いがでてしまいます。
そして5cmの父親の首根っこをつまんでポイします。

これをサブモダリティ・チェンジといいます。
今持っている記憶を五感で感じるんですが、対象を白黒にしたり小さくしたり音をコミカルに変えてみたり、おもしろおかしくどんどん変えていきます。

そうすることで辛いはずの記憶が『どうでもよく』なります。
もしその辛い記憶が仕事のパフォーマンスに影響をあたえているものであれば、このサブモダリティ・チェンジをおこなうことで解消されて、パフォーマンスがよくなります。
仕事をしているといろいろと精神的に問題をかかえてしまうことってありますよね。
そういうときは、研修の時間を設けて参加者みんなでサブモダリティ・チェンジをやってみることをオススメします。

意外とカンタンにできて効果があるのでおどろきますよ。

 

この記事を書いた人/友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

 

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