著者:友松はじめ
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夢をかなえるゾウ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
今だ電子書籍に姿を変えて販売されている本。そして続編もでているようで人気なのが分かります。たしか分厚い本でしたよね。電子書籍だから厚さはわからないけど。

■読む前の予想

今回は、アマゾンの電子書籍版で、Kindleで読みました。夢をかなえる・・・というタイトルなので、成功法則を書いた自己啓発の本だろうとは予想はつきました。以前からきになりつつ、ビジネス書しか読んでなくて今回読む機会を得ました。

って言っても、
2007年8月29日が初版なので、出版されて、もう10年はたつんですね。
今頃書評を書いていいんだろうか?
電子書籍で販売していますからいいですよね。汗
(10年たつの、早いな。。)

- 目次 -
靴をみがく
コンビニでお釣りを募金する
食事を腹八分に抑える
人が欲しがっているものを先取りする
会った人を笑わせる
トイレを掃除する
まっすぐ帰宅する
その日がんばれた自分をホメる
一日何かをやめてみる
決めたことを続けるための環境を作る
毎朝、全身鏡を見て身なりを調える
自分が一番得意なことを人に聞く
自分が一番苦手なことを人に聞く
夢を楽しく想像する
運が良いと口に出して言う
ただでもらう
明日の準備をする
身近にいる一番大事な人を喜ばせる
誰か一人の良いところを見つけてホメる
人の長所を盗む
求人情報誌を見る
お参りに行く
人気店に入り、人気の理由を観察する
プレゼントをして驚かせる
やらずに後悔していることを今日から始める
サービスとして夢を語る
人の成功をサポートする。
応募する
毎日、感謝する。

■気になるポイント3つ

ガネーシャかよ。
ビジネス書じゃないか?
ガネーシャとの別れが寂しい。

ガネーシャかよ。

ゾウって、ガネーシャかよ。神様かよ。
しかも関西弁をしゃべるインドの神様。この神様は、世界中の名だたる有名人、成功者を成功に導いてきた、いわば成功者のトレーナー的存在。(もちろん、本書の中だけのフィクションですけど。)
成功者たちを「君」づけで呼び、すべての成功のキッカケはワシが作ったと言い切る関西弁のガネーシャに、次第に引き込まれていきました。
こんなに楽しく本を読んだのは久しぶりだなー。(もちろん、どの本も楽しく読んでるんですが、マンガ的な楽しさというかですね。)

ビジネス書じゃないか?

靴をみがくとか、まっすぐ帰宅するとか、トイレを掃除するとか。
課題が与えられます。私も早速、靴に感謝しながら磨きはじめました。
その他にも、2~3個の課題は、本書を読んで納得してやってみてます。全部は無理だけど。
目次をみるだけで、本書の内容が分かりそうではありますが、ぜひ本書を読んでから目次の見出しの内容を判断して欲しい。

ガネーシャが言う、各課題の意味とやらなければならない理由。
そして、ガネーシャから教えを請う、若いサラリーマンの青年が、教えの内容を理解して行動するまでの心の移り変わりも合わせて読むことで、読み手の私たちの理解も進みます。

ここでは書きませんが、ガネーシャの教えの中で、刺さったものが1つだけあります。
これは本当に実行しなければならない課題です。
本当は、本書を読む前から、やってたんですが効果が無いので途中からなんとなく止めてたものだったんですが、効果が出るまでやり続けていなかったこと、やったらどうなるのかという先のイメージまで、この本から教えてもらいました。

自己啓発の成功法則を書いた本なんですが、成功するには、仕事をしなくちゃいけないじゃないですか?
だから、ビジネス書に通じる内容が随所にあって、私的に退屈せずに、最後まで楽しんで読むことができました。

ガネーシャとの別れが寂しい。

ページが進むにつれ、あろうことか、ガネーシャとの別れがつらくなってきました。
まるで、若いころに読んだ、青春恋愛小説のラストが近づいてきた感覚を思い出しました。
(本書は恋愛小説ではもちろんありません。)
軽妙な関西弁で、人に厳しく自分に甘く、だらしないが、教え諭す内容が本当に心にしみる。
人間に近い神様だから、感情移入してしまいました。しっかり著者の文章に乗せられてしまいました。

ガネーシャの言葉・・・
何度、文章にキンドルのハイライト機能を使ってラインを引いたことか。

■まとめ

いい意味で裏切られた本でした。
軽妙な文章で、読みやすいのに、ひとつひとつの話しが深く、心にしみます。
成功の神様ガネーシャと、普通の青年のやりとりが、読んでいくうちに、ガネーシャと私のやりとりに感じられ、自分の場合はどうだろう?やりたかったことってなんだろう?
私をいつも助けてくれる、物たちに今まで少しでも感謝したことがあっただろうか?
本当に大切な人を、居て当たり前と思って、そっけない態度をとっていなかっただろうか?

それから、ガネーシャが何度も言っていたのが、

「行動しろ!」

のキーワード。いい話を読んだ。ためになった。終わったら、今回もまた一緒。
はい。私も行動しますよ。

だいぶ前に出版された本ですが、今のままでいいのだろうか?
後悔しない人生を送りたいと思っている方に是非すすめたい一冊になりました。

続編も出ていますので、機会をみてまた読んでみたいと思います。

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ

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