著者:友松はじめ
Pocket
LINEで送る

僕らが毎日やっている最強の読み方 / 池上彰・佐藤優(著)

僕らが毎日やっている最強の読み方 / 池上彰・佐藤優(著)

■読む前の予想

著者の説明が要らないくらいのお二人が共著の本書。
活字メディアの読み方について、お二人の全スキルを公開したという、もう読まずにはいられない本です。
いつもだったら中身をある程度読んでから購入を決めるのですが、ほぼ中身を見ずに購入しました。
だって、書いてあること全部参考になると思ったからですね。

- 目次 -

はじめに

序章:僕らが毎日やっている「読み方」を公開

第1章:僕らの新聞の読み方

第2章:僕らの雑誌の読み方

第3章:僕らのネットの使い方

第4章:僕らの書籍の読み方

第5章:僕らの教科書・学習参考書の使い方

おわりに

■気になるポイント

今回は、書籍の読み方について気になる文章があったのでいくつか引用します。
新聞を読めと言われていますが、何のために読むのか?という疑問が今回晴れました。

世の中で起こっていることを「知る」には新聞がベースになりますが、世の中で起こっていることを「理解する」には書籍がベースになりますね。

書籍は、今起こっているニュースはどんな背景から起こっているのか?ということを知ることができるようです。
本書でもいくつかその知識のベースになる本が紹介されています。日々起こるニュースの背景を書籍から知識として持っていなければ、本当の理解ができないのですね。

特に、世界で起こるニュースになると、生活習慣やその国の歩んできた歴史、そして宗教などいろんなことが絡んできますので、そういった情報は書籍で学んでおかないと、本当の理解はできないということですね。

なぜ書籍を読むことが大切かというと、書籍は基本的に、体系的にひとつのまとまった世界として内容を提示しようとしているからです。そのうえ、新聞や雑誌と同様、「編集」「校閲」というフィルターが書籍にはきちんと機能しています。

ネットの情報は、即効性はあるけれど、信用に足る情報ではないと言われる理由はここですよね。
もちろん、ネットの情報もよいのですが、それだけじゃなく、柱となる知識は書籍から積み上げていくことをこれからもやっていきたいです。
本なんか読まなくても、ネットだけでいいじゃん!
本は出版されるまでに時間がかかるから、情報も古い!
と言っている人がいたら、そのままやさしくほっといて、その間に私たちはネットの他に、しっかりと本を読んで差をつけてしまいましょう。

どんなジャンルでもベースになるタネ本はせいぜい3冊以内なので、そこはしっかり読むといいですね。

学んでいくためには、その対象となるものの知識のベースが無いと知識が積みあがっていかない。と本書に書かれています。別の本でも同じようなことが書かれています。
タネ本を見つけたら、まずは熟読して知識のベースを作ることですね。タネ本はたった3冊くらいとのことなので、私も取り入れていきたいと思います。
知識のベースが積みあがれば、その同じジャンルの本は普通に読むのも本当に速くなりますよ。
ましてや、読書法を使えば1冊30分以内には読めてしまえます。

ただのエンターテイメントではなく、文化や歴史をよく表している情報源


これは、小説について解説していた一文の引用です。
小説(マンガも)は、その小説を書くまでに作者が様々な情報や文献を読み込んで、取材して、書き上げた作品なので、読むだけでかなりの知識が積みあがると、以前読んだ本に書かれていました。
時間があれば、小説から知識を積み上げていくのも効率よく楽しく学べていいと思いました。
本書に紹介されている古典もぜひ読んでみたいです。

■まとめ

読み終えて思いますが、全部、マネしたいけど、マネできません。(汗)
書籍の読み方は、以前に佐藤優さんの読書法の本を読んで参考になっていましたので、今回もしっかり参考にさせていただきました。

そして、読み終わって安心したというか、、池上彰と佐藤優であっても読みたい本をすべて熟読することは不可能なのだということが確認できたことがよかった。(足元にも及ばないくせして、失礼ですよね。汗)

佐藤さんは、熟読の他に、2種類の速読を利用して、たくさんの本を処理しているのも、私と一緒で安心しました。(足元にも及ばないくせに。。。)ちなみに私の方法は、30分読書法と読書法スタンダードの2種類の読書法ですね。^^;

書籍のメリットは、先ほど書いた通りで、詳しくは本書を読んでいただくとして、書籍にメリットがたくさんあるとしても、すべて時間をかけて読むのは物理的に不可能です。
せっかく時間をかけて熟読するのなら、失敗しない本を選びたいですよね。失敗しない本に出会えるのにもそれなりのテクニックが必要になってきます。(本書に詳しく方法が書かれていますよ。)普通の人は持っていないテクニックですね。

私の方法も(まだ言うかッ!)遠からず、的は外していないことが分かり、自身が持てました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加