著者:友松はじめ
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「手で書くこと」が知性を引き出す 心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門

私達は、見通しの立たない社会で生きているのだということを認めるところから、本当の人生がはじまるような気がしてきました。

株式投資やFXをやっていた時、勉強すると予想は立てられるのですが、簡単に予想をくつがえされてしまうことが、よく起こります。

たくさん損をしましたし、自分にはむいていないと分かってやめました。

 

投資をしているときに思ったのですが、人間ってたった1秒先もわからないんですよね。

分かるのは「今この瞬間」だけなんですよ。

だから、失敗した過去をくよくよしてもやり直すことは出来ないし、未来を予測して不幸を回避することも、幸福を掴むこともできない。

 

「原因と結果」とも言われますが、プラスになることを積み上げていけは、結果はプラスで、マイナスなことを積み上げていけば、結果はマイナスになるという考えなくてもだれでも分かることもありますが、今その瞬間に、それがプラスなのか? マイナスなのか? を判断しながら生きているわけです。

 

でも、プラスと判断しても、結果的にはマイナスだったりもするわけで、むずかしいです。

これはどんな人でも起こりうることですよね。

そういうことをアレコレと考えてしまったのが、今回紹介するこの本です。

 

「手で書くこと」が知性を引き出す

心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門/吉田典生(著)です。

 

書くことはキーワードを使うよりも、脳に刺激が多いので、手を使ってアウトプットしましょう的な本かな? と思ったのですが、ジャーナリングは「書く瞑想」でした。

以前、知人から、

「頭の中が、いろんな考えでグチャグチャになった時は、紙に書きなぐるとスッキリするよ」

 

と教えてもらってから、私もよくやっていて効果を感じています。

効果を感じているので、周りの人にも勧めています。やっているかはわかんないけど。

以前、世界のエリートがやっている 最高の休息法/久賀谷 亮  (著)

 

を読んで、マインドフルネスという瞑想法を知りました。

YAHOO!やGoogleでも採用されていて、YAHOO!では、始業前に仲間同士で床に座って瞑想している場面がニュースでも報道されていました。

高校生の時に瞑想というものがあることを知って、見よう見まねでやってみたことがあるのですが、あーもう、本当にむずかしかった。

 

思春期真っただ中の男子でしたから、目を閉じて心を静かに瞑想をスタートした途端に、浮かぶことはエッチなことばかり。瞑想をすることでかえって雑念が吹き出してしまいました。

この本では、書く瞑想であるジャーナリングと、マインドフルネスを日常で習慣にすることを勧めています。

書くのもただ書きなぐるんじゃなくて、時間を決めて書く。

 

初めての人のために、ジャーナリングのための簡単なテーマも用意してくれています。

本を読むときもそうですが、時間を決めることで集中が途切れにくくなります。

そうそう、こうやって、今書評なんだか、日記なんだか分かんない記事を書いていますが、これもある意味ジャーナリングかもと思って書いています。

 

この原稿も時間を決めて書いているんですよ!

マインドフルネスがうまくいく簡単な方法を書いておきますね。

マインドフルネスは本当に簡単。

 

自分が楽と思う姿勢をして、目を閉じて、何も考えないようにします。

そして呼吸に注意を向けます。

しばらくすると、呼吸に集中していたはずが、いつの間にか何か考えている自分に気が付きます。

 

気がついたら、さっさと考えるのを止めて、また呼吸に集中します。

そして、しばらくすると、また考えごとをしている自分がいるので、気がついたらまた、考えるのを止めて、呼吸に集中します。

マインドフルネスはこれの繰り返し。

 

5分から10分で1セット。1日何度でもやってOKです。

簡単でしょう?

高校生のときの私に、この方法を教えてあげたいです。

 

この本には、マインドフルネスの別のやり方が書かれていました。

目を閉じて、時間をつくらなくても、今この瞬間にでも瞑想ができる方法です。

それは、コレ

 

歯磨きや洗顔など毎日必ずする行為のうちどれか一つをマインドフルに(注意深く)行ってみてはどうでしょう。食事の最初の5分くらいを、特別に注意深く味わうのもいいでしょう。もっと簡単にできるのは、新たな仕事に着手する前に、コップ一杯(あるいはひと口)の水を丁寧に飲むこと。私は“マインドフルウォーター”と名づけて、ルーチンワークにしています。電車での移動時間であれば、揺れに合わせて動く身体を観察するのもいいでしょう。

 

呼吸に注意を向けるのではなくて、自分の動きに注意を向ける。

そうすると、雑念は消えます。

これは、忙しい人にもいいですね。

 

人は、過去や未来に生きているんじゃなくて、今この瞬間に生きているので、私達が唯一コントロールできて、本領を発揮出来るのが「今この瞬間」なんです。

ただ、理屈は分かっていても、いまいち腑に落ちなかったのですが、今日この本を読んで少し腑に落ちました。

 

今の私たちは、“VUCAWORLD”と呼ばれる見通しの立てにくい社会で生きています。この言葉はUSArmyCollege(米国陸軍大学)が名付けたもので、今日の世界情勢を表しています。毎日のように局面が変わり、しかもどんなふうに変わっていくか方向性も不透明。その背景には、さまざまな要素が入り組んだ社会の複雑性があります。

結果として、いったい何が問題で、どこに有効な解決策があるのか誰もわからない。そんな世界情勢は当然ながらビジネスにも日常生活にも影響を与えています。だからこそ、唯一コントロールできる「今この瞬間」に本領を発揮するための注意深さが必要なのです。

 

“VUCAWORLD”

ブーカワールドと読みます。

 

Volatility 変化が非常に激しい

Uncertainty 未来を予測することは困難

Complexity 複雑化した世界

Ambiguity 問題も解決策も存在しない

 

もうアメリカ陸軍でさえ、予測不可能と言っているので、私も予測不可能なんだとある意味あきらめて、余計なことにエネルギーを割くことはやめてもいいんだなと思えました。

情報が溢れていて、何をどうしたらいいのか? と迷うことが多いと思います。

この書評を書いていて思い出したんですが、結局やるかやらないか、そして続けたものが勝つことが多いというか、勝つ確率が高いという内容を書いた本を読んだのですが、この本に通じると思いました。

 

あれもこれもと手を付けるより、やりはじめたら止めない。

過去や未来に振り回されない。

世の中は複雑化していますが、あきらめて捨ててしまえば、やることはシンプルな世界になっているのかもしれませんね。

 

「手で書くこと」が知性を引き出す 心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門

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