東大院生が開発!頭のいい説明は型で決まる/犬塚壮志(著)
今回読んだ本はこちら。
『東大院生が開発!頭のいい説明は型で決まる』です。
元予備校講師の先生が書いた伝え方の本です。
予備校の先生は、学生に授業をするのが仕事です。そして授業するだけでなく、生徒が理解して成績を上げてくれないと、1年契約の場合は、結果が出せない講師として、契約の更新をしてもらえません。
つまりクビということです。
ですから、どれだけ学歴が優秀な講師であっても、まず生徒に授業を聞いてもらわないと何もはじまりません。そしてさらに理解してもらって結果を出してもらわないといけません。予備校生の結果とは志望校合格です。
著者であるこの先生は、学生時代の偏差値が30だったそうです。
それでも、この本に書いてある教え方を編み出してからは、たくさんの学生を東大へ送り出したと書かれています。
私は、読書法やクレドの導入で企業研修をしたりセミナー講師をしますので、この本の内容はとても興味があります。
なぜ分かってもらえないのか?
なぜ分かってもらえないんでしょうね?
その理由は以下の3つだそうです。
1.相手に聞く姿勢が無い
2.相手がどれくらいのレベルなのかを分かっていない
3.そもそも説明している自分が理解していない
この1~3を解決する考え方は、
1.相手に歩み寄る
2.相手が知っている知識につなげられるように話す
3.分かっているからこそ相手に理解してもらえるということを知る
こういうことで、相手に伝えるスキルが向上するそうです。
そして1~3の分かってもらえない原因を解決する具体的な方法が
わかってもらう説明の黄金フォーマットとして7つの方法が紹介されています。
講師業や人に説明する機会が多いお仕事の方に、おすすめしたい1冊です。
私もセミナーのバージョンアップに使わせてもらおうかな。