著者:友松はじめ
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はい。ビジネス勉強会の友松です。
30分読書法のステップ3の続きです。

これは、私が教えている読書法(30分読書法、読書法スタンダードやアドバンス)でもっとも大切なステップのひとつです。
読書の効果をアップするポイントの一つと言っていいと思います。

普通は本を読むとき、本を開いて、最初から最後まで黙々と読んでいくと思います。
読んでいる最中は、自分が知らなかったこと、新しい情報を知って刺激を受けると思います。

たしかに刺激にもなるし勉強にもなるかもしれませんが、それで終わりです。

ゴール設定をして行う読書の効果

こんなことはありませんでしたか?
読んだ本に感動して、その本を友人に貸したとします。
その時、友人から「どんな本?」と聞かれたとき、ちゃんと本のポイントを伝えることができたでしょうか?
おそらくできないと思います。

それはなぜかと言うと、読む前にゴールを設定していないからです。

あれも、これもと、いいことがたくさん書いてあった本だとしても、自分が本当に必要と思った情報でないと記憶には残りにくいんです。

それから、目の前の本から、その人にとって、今本当に必要な情報というのは、10%とか20%と言われてるんです。
もちろん、最初から最後まで一言一句逃さずに今まで読んでいた方が聞くと、受け入れられないことだと思います。せっかく買ってきた本なのに、必要な情報は20%くらいしか無いなんて。

でも、ビジネス書や実用書に関しては、本全部を知る必要は無いんです。
それに、本一冊をすべて知って記憶できる人なんて、ほとんど居ないんじゃないでしょうか?
もちろん、私もそんなことは出来ません。

目の前の本から、できるだけたくさんの情報を得ようとか覚えようとか努力するよりも、自分にとって必要な情報だけを積極的に取りにいき記憶に残し、翌日から実生活に活かしていくほうがよっぽど効率的で実用できだと思いませんか?

なので、読む前に、ゴール設定(目的を設定)を行うことで、実は、自然とゴールを探すような読み方になり、結果として本を読むことが早くなります。
そして、何よりも本の内容が記憶に残りやすいんです。

30分読書法や読書法スタンダードをやってもらっているときに、自分が決めたゴール以外の内容を知りたくなったり、読みたくなったりすることが必ずでてきます。

そんなときは、決めたゴールで本を読み、読み終わったら、新しいゴールで、そのゴールを探すように読みすすめることをオススメしています。

ゴール設定は、ぜひ本を読む前にやってほしいステップです。

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