著者:友松はじめ
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サピエンス全史(上)

人類の歴史の本です。

ホモサピエンスは現人類の祖先です。

同時代にはネアンデルタール人という旧人類も生きていました。

 

ホモサピエンスは当時の生物の中では非力な動物で、

単体ではどの動物にも劣る能力だったようです。

 

そんな非力のホモサピエンスが、

なぜ同時代に生きていたネアンデルタール人他、

旧人類といわれている種族を滅ぼして、食物連鎖の頂点に立てたのか?

 

なぜ生物学的にはただの生物である人類が文明を作ることができたのか?

  • 神は本当にいるのか?
  • 宗教とは?
  • なぜ、男は女を支配し続けていたのか?
  • 同性愛は不自然なことなのか?
  • そもそも自然、不自然ってなんだ?

分厚い本ですが、読み始めるとおもしろいのでどんどん読み進められます。

訳もすごく読みやすいです。

 

そして今まで漠然と思っていた謎が解けるというか、

言われてみればそうだよねと附に落ちる体験がたくさんできる本でした。

附に落ちるごとに知識と教養が増えていく、そんな本だと思います。

 

例えて言うなら、日本しか知らなかった、

世界は日本だけだと思っていた日本人が、

はじめて世界地図を手に入れて驚く、

 

あっという間に世界を見ている視野が広がるような感覚に似ています。

 

もちろん仰天するようなことはありませんが、

冷静に世界をみることができる視点を

サピエンス全史を読むことで獲得できるはずです。

 

即、ビジネスに役立つ本ではもちろんありませんが、

この本は最初の1ページから最後のページまで

熟読することで、知識と教養が身につきます。

 

サピエンス全史を読んで何がよかったかをひと言で表すと、

世界を俯瞰して見れるようになったということでしょうか。

 

ちょっと離れた位置から今起こっていること、

今から起ころうとしていることを冷静に

見られるって結構凄いことだと思います。

 

まぁ、それで自分に何ができるのかって言われると困りますが、

人類の知識と教養になるのですから、

 

ビジネス書ばかり読んでいる人は(って私のことか)、

ぜひサピエンス全史を読んでいただきたいと思います。

 

何度も言いますが、広い視点は必ず手に入ります。

 

私は本で読みましたが、

重くて分厚く持ち運ぶのはめんどうなので

電子書籍がオススメです。

 

サピエンス全史は上下巻あり、

下巻はあまりいいレビューはありませんが

下巻も読み始めたいと思います。

 

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