著者:岸本健太郎
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まだビジネス読書に慣れていない方がよく悩まれることに、

「1冊をじっくり読むべきなのか、何冊も読み進めていくべきなのか」

という質問があります。

あなたはどう思われますか?



いかがでしょうか。

私は、「何冊もまず読む。まずは量!」とお伝えしています。

では、なぜ、まずは量が大切なのか。
多くの人が抱えるモヤモヤを解消し、ビジネス読書を効率的に進めていただくために、考えてみたいと思います。

一番の違いは「理解に使う労力」

なぜ量なのか。

これは、非常にシンプルな理由がもとになっています。

ちょっとイメージしてみてください。

例えば、営業について、2冊読んだ人と、100冊読んだ人が、新しく出た新刊の営業本を読んだ場合、どちらが理解が深まりそうですか?

100冊ですよね。

これは単純に、その人の中の参考材料の「量」が違うからです。
そのため、2冊後の3冊目と、100冊後の101冊とでは、労力が全然違います。

専門用語一つ取ってもそうでしょう。
経験談にしても、「あ、この事例、××にも同じようなものがあったな」「お、この部分はあの本にも同じことが書いてあったな」などになります。

勉強では繰り返しの復習が大切なように、読書でも同じことが起こるわけですね。

1冊を読むスピードは?

では、もう一つ湧いてくるであろう疑問にもお答えしましょう。

それは、「読むスピード」。

1冊を1日1時間×1週間かけて読むのと、
1日に1時間で1冊読み、それを1週間続けて7冊読むのではどちらがいいのか。

これは、読書習慣によります。

例えば、すでに100冊読んでいる人が、改めて重要で良書だと思う、500ページのハードカバーを1週間かけて読むことには価値があります。

しかし、まだ読書を始めたばかりの人が読んでも、なかなか理解が追いつかず、1週間後には読書が嫌いになるでしょう。
楽しくないから理解も全然なはずです。

なので、

・すでに読書習慣ができて量をこなした人の読み方や読むスピードは自由

・まだ読書習慣ができていない人は、効率的に量を重ねる

というように、分かれるものなのです。

私たちが30分読書法をお伝えするのも、まずは効率的に量を重ねてもらうべし!という想いを込めているからです。

まとめ

よくわからない人は、「まずは量」でOK。

そうすることで、読書の楽しさ、理解力の格段のアップなどが実感できるようになります。

正直な話、初めは書いてある意味があまりわからなくても大丈夫です。
続けていくうちに、パッと「そうか!」という瞬間が来ます。

そこに至るには、量を重視して読み重ねるのが一番楽で速いんですね。

もし悩まれている方がいたら、ぜひ、「量」を意識してください。

30分読書法もオススメですよ♪

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