孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術 / 三木 雄信
今回の本は、孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCAの書評です。
孫社長はあまりにすごい方ですし、孫社長の関連本にはあまり興味はわかないのですが、孫社長の元で仕事をしてきた方の書いた本ということで、興味を持ちました。
すごい経営者でも、その経営者の望みをかなえることができる優秀な部下の存在が欠かせないと思うからです。
孫社長のの下で働くっていうのは大変なのだろうなと容易に想像が出来ますし、またそれを成し遂げてきた人の方に、いったいどんな方法で実現してきたのか?
そういうところに興味を持ってしまいました。
この本を読んだ方がいい5つの理由
この本を読むことで、
① 自分で考える力
② 数字を使う力
③ ムダがなくなる
④ 高いモチベーション
⑤ 失敗を恐れない力
以上5つの力が手に入ります。
ソフトバンクの社員は優秀だということらしいのですが、入社時はほかの企業と大差はないそうです。
しかし、
平凡だった人たちもソフトバンクで仕事をするうちに、ソフトバンク流の仕事のやり方に慣れ、高いパフォーマンスを上げるようになります。
本書で紹介されているPDCAのやり方があり得ない結果を次々に生み出していくようです。
人の能力には大差無い
普通に考えると、PDCAはひとつひとつこなしていくものだと考えていました。
ひとつのDとCがダメなら、また次のDとCを回す・・・。
というように、正解が見つかるまでにある程度の時間がかかります。
このPDCAの回し方が、ソフトバンクではかなり違っていました。
回し方が複数同時なんですね。
詳しくは本書を読んでもらうとして、すこしだけ、ソフトバンクの成長が速い理由が垣間見れました。
① まず実行を決めている
② 目標へのこだわりが強い
これが、ソフトバンクが急成長した2つの理由だそうです。
そんなねー、言うのは簡単だけどねー。
と言いたくなりそうですが、
何が本当に正しい答えなのかを最初から見極められる人は誰もいません。
だからこそ、失敗も成功も分かるのが速い、すごいPDCAなんですね。
まとめ
今回は、孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCAを読みました。
私のような小さくて資本も少ない事業者の場合、複数のDCを同時に回して成功パターンを見つける方法は良いと分かっていても着手できない場合もありますが、大きな目標と小さな目標を立てること、進捗をチェックして日々改善していくことは簡単に取り入れることができます。
また、ロールモデルをつかって自分のマインドブロックを打ち破る方法は、すぐにでも参考にしたい情報でした。
ロールモデルとは、理想の人物です。
著者のロールモデルは、当然ですが孫正義社長。
憧れの人になりきって、その人の思考を真似て自分の殻を破るというのは、憧れの人がいるのならすぐにでも実行できるお勧めの情報ですよね。
これは、早速取り入れたいと思います。はい。
経営者の方なら、あのソフトバンクの経営方法の一端が垣間見れますし、
個人の方であれば、一つ一つスピード感をもって進められる仕事の取り組み方が、それぞれの立場で学ぶことが出来る本になっています。