著者:友松はじめ
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毎日コーディネート塾 ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす / MB著

毎日コーディネート塾 ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす / MB著

ホリエモンさんの著書「面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた」で紹介されていたマンガ、「服を着るならこんなふうに」がすごく読みたくなって、先日1巻を購入して読みました。

ボトムとシューズとジャケットとTシャツの話でした。
このマンガを読んだだけで服選びが楽しく感じたのと、今自分が持っている服について、すごくムダな買い物してたなーと感じました。

今までも、小奇麗になるように気は使っていましたが、ファッションセンスは無いし、どんな服をどんな風に買ったらいいのかなんか、誰からも教えてもらったことが無く、いつの間にか大人になって今に至る。みたいな。

ファッションセンスって、なんだか、本の読み方と似ているなと思いました。
だって、本の読み方なんてさ、だれからも教えてもらったことないですよね?

「いいや、おしえてもらった。」

って、言う人もいるだろうけど、
「本は、最初から最後までしっかり読んでください。」
と言うのは、本の読み方を教えてもらったことにはならないからね?

ファッション雑誌も年に数回は買っていますけど、
そういえば、洋服の合わせ方、服の着方なんか、書かれてないよね。
せいぜい、モデルの写真を見て、参考にするくらいです。

ファッションセンスのある人なら、雑誌の写真からヒントを得て、オシャレに魅せることはできるでしょう。
しかし、私たちのようなそこまでファッションに興味のない人には、雑誌からヒントを得るなんて、なかなか難しい能力だと思います。
それに、着回しとかあるじゃないですか?それも悩みどころですよ。
着回しをイメージしながら服を買うなんていうのも面倒ですし、なかなか難しいスキルですよ。

だから、センスが要らない、ファッションのロジックを教えてくれた「服を着るならこんなふうに」というマンガにすごく感動したわけです。本当は、このマンガが現在4巻まででているのですべて読んで、書評にしようかとも考えたんですが、流石にビジネス書読みましょう。って言っている立場なので・・・。
でも、仕事や生活に役立つ本であればマンガでもかまわないとは思いますが・・・。

と、困っていると、監修者のMBさんの初めての著書がもうすぐ出版されるとの情報を入手したのでアマゾンで予約。早速読ませていただきました。

■読む前の予想

「服を着るならこんなふうに」よりも濃密な内容で、上から下までのファッションアイテムの解説なんだろうな。
サブタイトルの「ほぼユニクロで~」というキャッチにも、ワクワクします。
だって、ユニクロだったらどこででも簡単に手に入るわけですし、何よりもお手軽なわけですし。
ファッション関係の書籍なんかほとんど読んだことが無いけど、これは読む前からワクワクするなー。

「オラ、ワクワクすっぞ。」

- 目次 -

はじめに

Before Lesson:大原則「ドレス」と「カジュアル」のバランスを考える

1st Lesson:まず知って、すこしずつ揃えてください 毎日コーデのスタメン25アイテム

2nd Lesson:基本の25アイテム」がこなれたら さらなるオシャレのための買い足し6アイテム

3rd lesson:洋服本プレックスはなくせる!男の体型カバーのための10テクニック

4th Lesson:ファッションはお金でもセンスでもない オシャレがますます楽しく簡単になる5つのロジック

おわりに

■気になるポイント3つ

今回読んで気になったポイントはこの3つです。
センスとお金
ロジック
おしゃれとは

センスとお金

ファッション雑誌を見ると、スタイルのいいモデルさんが、おしゃれな服を着こなしていて、いいなと思ってもシャツ1枚で1万以上したり、数万円のコートを着ていたりと、いいものは高いものというイメージがいつの間にかついてしまっています。でも著者のMBさんは、

オシャレに必要なのはセンスでもお金でもありません。
オシャレは体系化されており、セオリーは確立されています。
つまり「オシャレになる方法」は明確に存在するのです。

と書いています。

おしゃれに一番必要なと思っていた、「センス」と「お金」が、実はそんなに重要ではないと言うことなんですね。

「オシャレになる方法」が、明確に存在するから「センス」は必要ない。
本書の副題は「ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく」ですから、お金もたいして必要ない。

これは、ビジネス書を読んでいたらよく遭遇する
「ブレイクスルー」とか「リフレーミング」ってやつですよ。これは!

ロジック

●オシャレに必要なのは「センス」ではなく「ロジック」である。
●コーディネートにもアイテム選びにも確実に「正解」が存在する。

本書でいうロジックは、手順とか方法とかマニュアルとか、そういうことかなと読み終わって思いました。
マニュアルは、だれもが同じ仕事の成果が得られるように考えられた手順書です。
マニュアルを実行するために、能力の優劣は関係ありません。

オシャレでもそうだったのか!と分かり、一人で驚いています。それからワクワクもしています。
私は、ファッション誌では、街角ファッションみたいなのを見るのが好きです。
なぜ好きかというと、すごく身近に感じられるファッションだからです。

でも、それがマネできるかというと、毎回感じるのですが、「やっぱ無理」なんですよ。
なぜ無理と思うかと言うと、そのファッションのロジックが分からないからだったんですね!

これは、まるで、会社で言うところの、
「その人しか分からない、出来ない仕事」
と、同じではないですか!

自分で書いていて恥ずかしいですけど、今、すごく腑に落ちました。(汗)

おしゃれとは

本書を読んで、だんだんとオシャレへの興味がまた湧きはじめていた矢先、著者のこの一文が目に入りました。

どうか自分のためではなく「他人のために」洋服を着てみてください。
自己満足でおしゃれをする人を決して否定しているわけではありませんが、多くの方が「他人にほめられたい」「カッコいいと思われたい」として洋服を着るでしょう。そういった客観的なおしゃれを目指すなら、どうか「他人のために」着こなしを考えてみてください。

繰り返しになりますが、これもまた、
ビジネス書を読んでいたらよく遭遇する
「ブレイクスルー」とか「リフレーミング」ってやつですよ。これはッ!!!

カッコよく見られたい。というのは主観的ではなく、客観的な視点だったんですね。
そうであれば、オシャレが他人のためにという考え方はすごく納得できます。
お父さんが、カッコよくなったら、子供たちも喜ぶだろうな。奥さんも喜ぶだろうな。

ファッションとは「他人のために」
こういう考え方は、すばらしいな。素敵だな。

■まとめ

ファッションは詳しくないので、間違っているかもしれないのですが、この本はファッションセンスのある人、自分でもオシャレに自信がある人は読まなくてもいいのかなと思います。
しかし、自信満々のファッションで出かけた時に、周りから何も言われたことが無いという人は、本書を読んだ方がいいかもしれません。
それから、ファッション初心者の大学1年生も。

服は相手に見せて、相手にほめられて、相手に認められて初めて「おしゃれ」となるものです。客観視が前提となる概念ですから、相手のためを考えてつくるのは当然のこと。

先ほども書きましたが、おしゃれは相手のためにつくるものという考え方を本書ではじめて知りました。
もちろん、相手に不快な印象を与えないような服装を心がけるようにはしていましたが、本書でいうファッションのロジックを知りませんでしたから、今までの相手が、私のことをどう思っていたかは知る由もありません。(汗)
TPOだとか、ドレスコードだとか、そういうルールはありましたが、「相手のために」というのは、私はすごく素敵な考え方だと感じました。

私、既婚者ですから、異性とのデートなんてものは、たぶんこれからも無いわけですけど、家族と外出する、妻と出かける、子どもたちの授業参観、運動会、学習発表会等の行事に出席する、仕事の打合せ、などなど、相手のことを考えたおしゃれをする機会は、これからもたくさんあるわけです。

今までは、小奇麗なカッコ、シャツにエリが付いていればいいか、くらいの感覚でしたが、この本のロジックを基本にまずはユニクロに行って、いくつか買い足ししたいと思います。
お金をかけなくても、センスがなくても、こんなにファッションについて楽しくなるなんて、すばらしい本ですね。
この本、たくさんのオトコたちに読んでほしいです。

特に、お父さんたち。
お父さんがおしゃれになったら、子供たちも喜ぶでしょうし、なによりも奥さんが喜んでくれるんじゃないでしょうか?
週末はユニクロへGo!!ですね。

毎日コーディネート塾 ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす / MB著

毎日コーディネート塾 ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす / MB著

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