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先日、こんな記事を見つけました。

「幸運な人」を10年間研究した心理学者が気づいたこと

この記事では、心理学者のリチャード・ワイズマン氏が行った、「幸運と不運」に関する実験のことが簡潔に書かれています。

ワイズマン氏によると、運が良い人は4つの基本原則に基づいて幸運を生みだしているそうです。

私の研究で、運が良い人は4つの基本原則に基づいて幸運を生み出していることが明らかになりました。彼らはチャンスに気づいたり、自らチャンスを作ることに長けており、直感に従って幸運を呼ぶ判断を下します。物事を前向きに予想することで自らが期待する結果を招き、快活な態度で不運を幸運に変えることもできるのです。
私は、運が良い人の思考と振る舞いを真似る練習プログラムを作り、それを1ヶ月間、研究に任意で参加した幸運、不運な人のグループに実施してもらいました。1ヶ月後、戻ってきた参加者に何が起こったかを聞きましたが、とても印象的だったのは、参加者の80パーセントが幸福感や人生の満足感が増えたと感じており、何よりもまず、運が良くなったと感じていたことです。
- ライフハッカー
- 4 Traits All Lucky People Have in Common

この話し、非常に示唆に富んでいると思い、少し掘り下げて考えてみたいと思います。

自分は幸運か、不運か

「あなたは幸運ですか?それとも不運ですか?」

この問いに、あなたは何と答えるでしょうか。

実は、私の経験の中で、この質問を面接や面談に用いたものがあります。
もちろん、判断基準の一つとして。

「私は運がいいですね!」と答えてくれる人の方がいいのですが、それは、「運がいい側面を捉えることのできる人」という一定の評価が下せるからです。

学歴と同じように、ある一定の基準にはなるため、重宝する質問の一つです。

では、一体「運がいい」とは何なのでしょうか?

そもそも「運がいい」「運が悪い」とはなにか?

これは色々な考え方があると思いますが、リチャード・ワイズマン氏の実験では、こうも言っています。

運の一部には思考が大きく作用しているとWiseman氏は説明します。結果として、自分が不運だと考えている人は直感に従って判断を下せないという傾向があります。
一方で、運が良いと思っている人は、自分の勘を大切にしてそれに従い、成果を出すことができます。
また、Wiseman氏によると不運な人は常に手順を踏みながら行動しますが、反対に幸運な人は人生に多様性を取り入れており、それによって「幸運な」機会との遭遇が増えているのかも知れない、とのこと。

つまり、「自分を運がいいと思っている」「自分を不運だと考えている」のどちらなのか、ということが、運の一部に作用している、ということ。

運がいい人は、
「運がいいと思っているからこそ、直感を大切にし、その直感に従うことで、成果を得ることができる」
とも言うことができるでしょう。

本当に幸運なのかそうでないかは正直わかりませんが、少なくとも本人は「自分は運がいい!」と思っていて、それを成果を得るために活用できている、ということ。

ここに大きなヒントがあると思います。

「自分は運がいい」のだから幸運。

このリチャード・ワイズマン氏の話を考えてみると、私はこう思うのです。

「自分は運がいい」のだから幸運。
「自分は不運」だから不運。

結局、自分の受け取り方一つ。

そんなことをこの実験結果は語っていると、私は感じます。

理想はエジソン

さて、ここまで「幸運・不運」の話しを考えてみたのですが、
個人的な理想はエジソンです。

彼はこう言っています。

私は運なんて信じちゃいない。幸運も不運もだ。
たいていの連中は何回か試すと諦めてしまう。
だがこの私は狙った結果が出るまでは絶対に諦めない。

幸運とか不運とかそんなことどうだっていい。
やると決断したんだから狙った結果を出すまでやる。

この姿勢が理想だと感じます。

まとめ

リチャード・ワイズマン氏の実験は、私にとっては、「結局ものの見方・受け取り方一つで大きな変化がある」ということを教えてくれるものでした。

幸運も不運も自分が引き寄せるもの。

もし、自分が不運だと思っている方がいたら。
まずはあなたの身近にいる「運が良い人」の思考と振る舞いを真似てみること、始めてみませんか。
きっと、今までと違った受け取り方が見えてくると思いますよ。

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