著者:岸本健太郎
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名著と言われる本や、古典などは、非常にボリュームが多く、読書に時間がかかります。

こういった本というのは、代々受け継がれてきたものが多く、やはり非常に「深い」学びが得られる本。

しかし同時に、その圧倒的な分厚さ、内容の濃さ、難解さも含まれていて、本を読みなれていないとなかなか読破するのが難しい本でもあります。

おそらく、「読んだ方がいいんだろうなー」「読んでみたいな」と感じている方もたくさんいらっしゃると思うのですが、それと同時に高いハードルを感じている方が多いのも事実。

そこで、こういった名著・古典を読破して、身に付けていくための、オススメの方法をお伝えしたいと思います。

読み慣れていないのにいきなり読むのは難しい

例えば、ドラッカーの「マネジメント」を読みたいとしましょう。

いきなり手を付けて読める方はいいのですが、そうでない方も多いと思います。
試しに開いてみてください。理解が追いつかない部分が結構あるのではないでしょうか?

こういった場合、まず、ドラッカーの解説本や入門書から読んでいくようにします。

全然予備知識がない方は、もしドラでも構いません。
ただ、もしドラだけではさすがに厳しいので、ほかに2~3冊読んでみます。

最初にまずおすすめなのは、

・マンガ
・図解
・要約

などの本。

もちろん、これらで深い部分まで理解することはできません。
でも、それでOK。

いきなり高い壁に挑戦するのは時間の無駄

既に日ごと、ビジネスの最前線で活躍されている方などは、おそらくいきなりドラッカーを読んでも、すんなり理解できる方もおられるでしょう。
これは、自分の中に参考材料となるリソース(資源)が大量に存在するからです。

最も大きな例でいうと、「マネジメントとは?」という質問に対し、どれだけの関連付けがされているか。どれだけの連想ができるか。
これが参考材料です。

他の例を挙げると、例えば野球。

1.野球って9人対9人でやるスポーツで、バットとボールを使う

2.9人にはそれぞれポジションがあって、ピッチャーとかキャッチャーとかいる

3.打つ方と守る方に分かれて、3アウトになると攻守交替する

4.アウトっていうのは・・・

このように、全体から詳細に移っていきますよね。

いきなり、「ピッチャーの究極の目標はできるだけ少ない球数で一人のランナーも許さず完封することである」なんてことを言われても、知らない人には全く意味がわからないでしょう。

これと同じことが、読書にも当てはまる、ということ。

いきなり詳細の部分から学ぼうとしても、それは無謀です。
だからこそ、まずは入門書を読んで、全体像を「なんとなく」把握します。

「ふーん、●●ってこういう感じなのか」
「へー、こういう考え方なんだね」

おぼろげでも大丈夫です。
学習の段階として、全体→詳細と進んだ方が効率的だからです。

まとめ

名著や古典というのは、本当に価値があります。

でも、人から勧められたり、ウェブなどで勧められていても、いきなり手を付けるのではなく、まずは入門書・周辺書から読んでみてください。

きっと、理解の進み方が全然違って、嬉しくなると思いますよ。

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