著者:岸本健太郎
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dontthink

「考えるな!感じろ!」とは、あのブルース・リーが映画「燃えよドラゴン」で言ったセリフ。

ブルース・リーファンのみならず、多くの人が知っている言葉ですね。

※燃えよドラゴンについて知らない方はググってみてください。

実はこの言葉には大切な部分がもう少し続いていて、全部書くと、

Don’t think. feel! It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.

というセリフになっています。

訳してみると、

考えるな!感じろ!それは月を指差すようなものだ。指を見てちゃ栄光はつかめないぞ!

というような訳になると思います。

実はこれ、禅問答が元になっていて、古仁屋中学校の文書を引用させていただくと、

ある書物の意味をたずねた修道女に導師は「私は文盲なのでどんなことが書いてあるのか、本を読んでくれないか」と答えると、その修道女は、
「あなたは字も読めないのに,どうしてこの話の意味を私に説明できるのでしょうか。」
すると道元導師はこう答えたのです。

「真実は言葉とは何の関係もない。真実は空に見える明るい月に例えることができます。
言葉は、この場合には、指に例えることができます。指は月の位置を指すことはできますが、大事なのは指ではありません。
指にこだわっていては月を見ることはできません。真実にたどり着くには指を越えてその先の月を見なさい。」

- 引用元:古仁屋中学校資料

指を見ていても、月は見えない。
真実を見据えれば、言葉がわからずとも真実にたどり着ける。

この部分、非常に含蓄に富んでいますよね。

真実を見据える=ゴール設定

この、真実を見る、というのは、目標設定(ゴール設定)に置き換えることができるのではないでしょうか。

私のつたない表現力で置き換えるとすると、

  • 月=目標・結果・ゴール
  • 指=手段

となるでしょう。

ゴールや結果にフォーカスするからこそ、達成があります。

目標達成のための手段が目的になっては、当然ながらうまくいきませんね。
(運が良ければそういうこともあるかもしれませんが・・・)

つまり、ゴール設定=真実に至る道だ、ということを言っているんです。

当記事をお読みの方にとっては、こんなこと当たり前のものとしてご理解されていると思いますが、「考えるな!感じろ!」の後に、こんな素敵なセリフが言われてたなんて、知ってました?

もし、ご存じなかったら、ぜひ一度飲み会などで話してみてくださいね。
きっと、盛り上がる・・・はずです!(保証はしません。)

一部画像:designed by Freepik.com

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