著者:友松はじめ
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本を読むときに周辺視野を使おう、いや日常生活のすべてで周辺視野をつかおう!

読書会ファシリテーターの友松です。

速読は大きく2つにわけられると思っていて、ひとつは『左脳系速読』、もうひとつが『右脳系速読』です。

速読にもいろいろな種類があるのでこれは私個人の考えです。
昨年だったか、人間に速読は不可能という論文がアメリカで発表されたり、実は右脳と左脳は昔から言われているような文字の認識とイメージの認識など明確に役割分担をしているわけではないということが証明されたというのも知っています。
それを前提にコラム書いてます。

左脳系は眼球を速く動かして本を読む方法
右脳系は文字をイメージとして認識して読む方法

自分に合う方をつかえばいいのでどちらが優れているなんてことは無いわけです。
私は眼球を速く動かすのは目が痛くなったりグリグリ目を動かすのが気持ち悪かったので最終的には右脳系の速読に落ち着いています。

で、右脳系の速読では目の使いかたが独特で周辺視野というのを使います。
周辺視野について説明すると…

視野には2つの種類があります。
中心視野と周辺視野です。
中心視野は目を起点に左右20°までの視野を中心視野といいます。
そして周辺視野は中心視野の外から左右180°までの範囲を周辺視野といいます。

中心視野は意識の領域で、周辺視野は無意識の領域になります。
読書の時、この周辺視野を使って読書をすると中心視野で読書をするよりも多くの情報を得ることができると言われています。
実際多くの情報を得られるのですが科学者じゃないのでぼやかしてます。^^;

右脳系の速読の代表でもあるフォトリーディング(R)は、周辺視野を使っていったん本を何度もペラペラして無意識(右脳)に本の情報を写し取っていきます。
そして写し取った後、事前に決めておいた『目的』を探すように本を読んでいきます。

本を読むときも周辺視野で読んでいくのですが『目的』を設定して読んでいくと、気になる文章がどんどん見つかっていきます。気になる文章を読んでメモをして、また気になる文章を読んで…と繰り返すうちに本が読めてしまうわけです。

周辺視野を使うと情報が目に飛び込んでくる体験をするようになります。
中心視野よりも周辺視野の方が脳に入ってくる情報が多いのです。

視野が広がることで入ってくる情報量が多くなるといいましたけど、周辺視野を意識することで変性意識状態に入るんです。
変性意識についてはまた今度コラムにしようと思いますが、一種の催眠状態です。

この変性意識になっているときは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚からの情報をとらえやすくなります。
だから情報量が多くなるんです。

周辺視野を使えばいいとカンタンに言ってしまいましたが、じゃあどうやって周辺視野を鍛えればいいのかというと、いくつかありますのでそのひとつを今日はご紹介したいと思います…。

NLP(神経言語プログラミング)に『アルファベットゲーム』というエクササイズです。
ググってみるとすぐ見つかります。

A、B、C…

と声に出しながらその声を耳で聞き、右手、左手、左足、右足を上げて、ジャンプしてという運動をします。
慣れてきたと思ったら、アルファベットを逆から読んでみる。
そしてひたすら繰り返す。

このアルファベットゲームは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚をフル活用するため周辺視野がすごく鍛えられます。
1回15分で1セットです。

結構長いんですが没頭してしまうのでいい運動にもなります。
やっている最中、めんどくさいな、はやく終わんないかな、ズルしようかな、たのしい、もっと工夫したい、などなどいろいろな感情がでてきます。

実はこの感情が自分の本質だったりします。
プラスの要素だったらいいんですが、マイナスの要素だったら修正していける性格のクセが見つかったってことでラッキーと思いましょう。

このエクササイズを習慣にしている人から「周辺視野を使って書類をみると間違っている箇所が目に飛び込んでくるよ」と教えてもらいました。

先程、本を読むときに目的の情報が拾えるようになるというのと同じことです。
私は周辺視野ができるようになってから博多駅や福岡の天神地下街など人混みが尋常でないところで周辺視野を使っています。

周辺視野になると人混みの中にルートが見えてきて、実際にそのルートを通るとすべてうまくいくわけではないですが、人にぶつかること無くスムーズに人混みを抜けることができるようになりました。

これもおそらく周辺視野になることで、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚から情報を得られるようになるためだと思います。
目に見えるだけの情報で人混みを歩いているとけっこうぶつかりそうになったりあるきにくく感じることが多いです。私、早歩きなものですから特に。^^;

定期的に読書会形式の勉強会をおこなっているので参加者さんと周辺視野を鍛えるエクササイズをいっしょにやってみようかと考えているところです。
また何か得られることがあったらコラムで報告させてください。

最後まで読んでくださってありがごうございました。

 

《おわり》

 

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