著者:友松はじめ
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読書はドラゴンボールの『精神と時の部屋』だと実感する理由とは?

読書会ファシリテーターの友松です。

私はドラゴンボールが大好きです。
マンガはもう何度も何度も読んでいます。
大好きといってもスキのレベルはドラゴンボール検定を受験できるようなレベルではありませんが普通にファンです。

特に好きなのはベジータが登場するサイヤ人襲来編とフリーザ編なのですが、そこではあまり活用されてなかったのですが、ドラゴンボールの前半やセル編で出てきた『精神と時の部屋』をご存知でしょうか?

神様の住まいにあるその部屋は現実世界と異世界を扉でつなげていて現実世界の1日が精神と時の部屋では1年に相当するという不思議な部屋。
強敵が出現したときは精神と時の部屋に入り厳しい修行をして強くなって戻ってくるというとても便利な部屋です。

私はビジネス書を読むようになってビジネス書の効果を実感するようになったときに「ビジネス書を読むのは精神と時の部屋のようだ」と思うようになりました。
ビジネス書は著者が長い年月をかけて身につけたノウハウを1冊の本にまとめてくれたものです。
それを私たちはわずが数日で読んで知ることができます。

私は速読を使っていたのでもっと速く読んでいましたけれども…
ビジネス書を読むことで今までの仕事のやり方や得られる結果がどんどん変わっていくことが楽しくて仕方ありませんでした。

と、ここまで書きましたが…

  • ビジネス書を読んでも何も変わらない。
  • あんなのただのノウハウ本で役に立たない。
  • もっと自分の経験から紡ぎ出される仕事のやり方を追求したほうがいい。
  • ビジネス書はただの流行り物。
  • ビジネス書を読んでも何も変わらない。

と思っている人は一定数いらっしゃいます。

実際私でさえも何人も何人もそういう人と遭遇しましたし私の読書を否定もされました。
私は私がやっている読書を否定されはしましたが、私はそんなことを言ってくる人は否定しません。
ビジネス書を読んでも何も変わらないという意見は、それはそれで正しいからです。

否定しない理由はビジネス書の読み方が違うからです。
私はビジネス書はアウトプットまでがワンセットと考えています。

読書のアウトプットっていうのはビジネス書から得られたことを人に話したり、SNSにアップしたり、仕事に活かしたりということなんですが、できるだけビジネス書を読んだあとは何かしらのアクションをするようにしています。
ビジネス書を読みながら必ず読書メモを書くのでそれもアウトプットです。

アウトプットをすると記憶に残りやすいし一度体を動かして本に書いてあったことを実行すると『短期記憶』から『長期記憶』にビジネス書の内容が切り替わります。
これってつまり、ただの知識が経験に変わるってことです。

私の日常を例にしてみると…

脳の強化書(加藤俊徳 著)から、仕事が煮詰まってきたときは10分間の昼寝をすると脳がリセットされて心がおちつき仕事の効率が戻るということを知りました。

 

また別の本、脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(樺沢紫苑 著)でも午後に10分~20分の昼寝をすると仕事の効率が落ちないと書いていて実はアメリカの出来るビジネスマンは昼寝を導入していてそれを『パワーナップ』と言っているというのを知りました。

 

というこで早速お昼の休憩中にパワーナップを導入して最初はうまくいかなかったけど、やっているうちに10分、20分の昼寝が出来るようになって本当に本に書いてあるとおりの実感を得られた。

 

そしてあまりにもうまくいって習慣になったのでもっと効率よくする方法はないかと思っているとライフハック大全(堀正岳 著)で『ポモドーロ・テクニック』なるものを知った。

 

25分仕事に集中して5分休憩しながら仕事をするという方法。これだと集中力が落ちにくいということで早速取り入れてみた。ポモドーロ・テクニックと検索すると実はポモドーロ・テクニック用のアプリがたくさん出ていることを知る。

 

そしてアプリもダウンロードしてやってみると実感を得られたので自分の仕事の習慣に取り入れてみた。

と、こんな感じでビジネス書に書いてある情報から役立ちそうと思うものを実際にためしてみる、つまりアウトプットをしています。
ここで一つだけポイントなんですが、読んだビジネス書から書いてある情報を全部おぼえよう学ぼうとはしていないということです。

参考にするのはどれか一つか二つだけ。
私はおじさんなんでビジネス書の内容を全部おぼえるなんてことはできませんし、仮におぼえられたとしてもすぐに忘れちゃうと思います。
それに全部実行もできません。

ビジネスで成功された方たちの中で読書を推奨し読書に関する本を出版されている方たちがいます。その方たちの本を読ませていただくとほぼみなさん『1冊の本から必要な情報は1割程度』とおっしゃっています。

本を読んだだけの状態では読んだ情報は脳の中で『短期記憶』の状態だといわれています。
短期記憶はとりあえずおぼえとこうかという感じで重要度がそんなに高くない情報と脳に思われています。

そしておぼえておける容量もそんなに多くないそうです。
だから時間がすぎると忘れちゃうわけです。

でもビジネス書で知った情報を実際に試してみると脳が「これは大事な情報のようですな」と判断してくれて「それじゃあ長期記憶にいれておきましょう」ということになるわけです。

『ビジネス書を読んだらアウトプット』

この習慣を1冊2冊じゃなくてずっとやっていたとして1年後3年後5年後10年後…。
やめずに続けてきた自分をほめてあげたくなるかもしれません。
めんどくさい気もするかもしれませんが、せっかくお金を出して買ってきた本、記帳な時間も使って読んだ本なのですからもったいないと思うんです。

それにビジネス書とアウトプットをやることで普通にビジネス書を読む人よりも知識と経験の積み上がり方はドラゴンボールの精神と時の部屋くらいの違いがあると思うわけです。
精神と時の部屋に入ったことはありませんけれども…汗。

ビジネス書の効果を実感できている人と実感できていない人の違いはここだけです。
ほんのわずかな違いです。

最後まで読んでくださってありがごうございました。

《おわり》

 

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