著者:友松はじめ
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よくもわるくも影響を受けた本はAIを先取りしていた

よくもわるくも影響を受けた本はAIを先取りしていた

 

時間は人間に平等にあたえられています。

どんな人でも1日24時間は変わりません。

ですから、一人で体験できることには限界がありますよね。

 

その限界を突破するための方法のひとつが読書だと思うのです。

 

読書をすれば、読んだ本の冊数が増えてくれば、

自分一人で経験する以上の経験や知識や情報が入ってきます。

そして、得られたことをもとにして生活を豊かにしていくことができます。

 

本を読むには時間がかかりますが、

それが唯一のデメリットと言えるだけで、

メリットのほうがはるかに多いのが読書だと思うのです。

 

読むのに時間がかかるのをデメリットと言いましたが、

スマホをいじる時間を読書の時間にあてたりすれば、

本を読む時間なんてすぐに作れるはず!

 

私がちゃんと本を読み始めたのが30歳を過ぎてからなのですが、

本当になにも知らなくて、恥ずかしい思いをいっぱいしました。

知らないのに知ってるフリをしたりとかですね。

恥ずかしいですよね。

 

そんな感情も本を読むようになって無くなってきましたし、

知らないことがあっても、詳しい人に聞いたり、

本を読んだりすればいいことが分かったので、

知らないことがあっても逆にうれしく思えるようになりました。

 

本当になにも知らなかった30代前半、ビジネス書を読むごとに……

 

「へぇーそうなのか!」

「はじめて知った!」

 

ということが連続してありました。

だってね、何もしらなかったんですから。(^o^;)

 

なんの本を読んでも、

いちいち感動したり驚いたりしていたのですが、

1冊だけ、今でもよくもわるくも忘れられない本があります。

 

もう販売終了している本ですが、

もしかしたらAmazonのマケプレを通して

中古で買えるかもしれませんが……。

 

その本は、

『人望はスキルである』

という本でした。

 

タイトルだけで十分なくらい、

当時何も知らなかった私にとって大きな驚きでした。

 

だって、だってですよ?

人望がスキルなんですよ?

そこには崇高な考えは無いんですよ?

 

みんなが慕っているのに、

慕われている本人はただ人望が

築けるためのスキルを使っているだけ。

 

ありえますか?

私には、ありえなかったです。

ふざけるなと。

 

でも、その考えは間違いだったと、

本を読み終わって思いました。

 

本を読む前までは、気持ちがあれば相手に通じる。

真心さえあれば相手は心をひらいてくれるなどなど、

思っていたのですが、この考えだって誰から教えてもらったんだか。

 

気持ちがあっても、

伝えるスキルを持っていないと、

せっかくの気持ちが相手に伝わらないことが分かりましたし、

 

スキルさえあれば特別な感情が無くても、

相手から信頼され人望を得ることも可能なのだと知りました。

 

架空請求やオレオレ詐欺、おいしい投資の話などなど、

世の中には人を信用させてダマす詐欺がたくさんあります。

詐欺の被害は、ダマす人よりダマされる人が悪いんだ。と

よく言われますが、詐欺は犯罪です。

ダマす人が悪いんです。

 

ただ、人を信用させるスキルを持った人が悪意で使っているから

こんな詐欺が無くならないわけですし、

人を信用させるスキルが本当にすごいとも言えます。

つまり、『人望とはスキルである』と。

 

この本は、読書を始めて、

比較的早い段階で出会った本でした。

 

よくもわるくも最初に影響を受けてよかったと

今でも思いますし、結果が同じになるなら、

気持ちは関係ないんだなということも分かった出会いでした。

 

今、AIが人間の仕事を奪うなんて言われていますが、

人望がスキルだなんて、今のAI時代を先取りしていたなと感じます。

 

今は、将棋の名人がAIに勝てない時代です。

AIは自分で学習するプログラムで作られていて、

ディープラーニングという方法で

人間が学習できるはるか先のスピードで学んでいきます。

 

たしか、将棋のAIは、AI同士を対局させて1日7万回、

1年間で2500万回の対局をさせたらしく、

人間が積み上げてきた対局の歴史が足下にもおよばない、

たとえるなら神の領域に達しているのだそうです。

 

その他にも、

AIが小説を書いてコンテストの一次審査を通過したりもしています。

 

しかし、人間以上の結果を出しているにもかかわらず、

AIたちはプログラムで動いています。

そこに真心は無いのですが、驚く程の結果を出しています。

それは、スキルがすごいからですよね。

 

私はできれば、すべてのことに感情をいれて

生きていきたいとは思うのですが、

それだとできることが限られてくると思うのです。

 

それでも気持ちを入れたら、

相手に伝わる! というのも分かるのですが、

人望がスキルで作られることを知ったおかげで、

よくもわるくも(いいことのほうが多いですよ)

 

割り切るところは割り切れて、

気持ちを入れないといけないところには気持ちを入れる

ということができるようになった気がします。

 

感情を入れても入れなくても結果は同じか、

スキルの高い方に人望が集まるなんていうのは、

AI時代を先取りしていたなと今改めて思います。

 

そして、気持ちだけではだめで、気持ちを込めたい、

真心を込めたいと思っている人ほど、ビジネス書を読んだり、

マーケティングのセミナーなどに参加して、

スキルを磨いたほうがいいのかなと感じます。

 

そうすれば、スキルだけの人よりもはるかに

いい仕事ができるはずだと私は思います。

 

 

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