著者:友松はじめ
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ビジネス書は、読みたいことろから読もう。

読書会ファシリテーターの友松です。

今回はビジネス書は結論から読もうというお話しをしたいと思います。

 

読者の方は、ビジネス書や実用書を読んでいると思いますが、
どんな読み方をしていますか?

 

 

 

読みたいところから読んで何が悪い

本は最初から最後まで読む人が多いと思います。

小説の場合は、最初から最後まで読まないとおもしろくないですが、
ビジネス書や実用書は、ノウハウを教える本ですから、最初から最後まで読まずに、
読みたいところを先に読んでから全部読むとか、読みたいところだけ読んで終了とか、そういった読み方で大丈夫です。

そんなことを言うと・・・
「せっかく買ったのにもったいない」
「全部読んでも本を読んだ実感が無いのに、一部だけ読むとかありえません」
「絶対に身につくはずがありません」

と言われそうですが、
ちょっと待ってください。

人との会話、
特に仕事中の会話なんかで経験があると思うのですが、

 

「結論から言ってくれ」

 

って、思ったり、言ったりしたことないですか?
というか、仕事の時は、つねにこんな感じですよね?

 

相手は、結論に入る前に、事例や原因やデータの説明をした上で結論を話したいのに、
それをさえぎって、まずは結論から話して。と言う、思う。

結論を聞いてから、その結論に至るまでの話しを聞く。
つねに、そんな感じですよね?

 

なのに、なのに、
読書となると、なぜか最初から最後まで読んでしまう。

 

おかしいですよね?

 

本だって、著者が伝えたい事があるわけで、
それ以外はだいたい事例だとか裏付けだとかの話しなわけで、
読みたいなら読んでもいいけど、読んでみると読まなくてもよかったかもということがよくあります。

これも、読書の思い込みの一つだと思うんですよね。

本だって、
仕事の時と同じように、まずは自分が知りたいところから読んで、
興味があればその他のところを読むという方法で大丈夫ですよ。

1冊、1冊丁寧に読んできた人は、
こんな話しをすると反発したり、戸惑ったりすることもありますが、
出版をしているような著名な人で最初から最後まで丁寧に本を読む人のほうが少ないですよ。

 

今思いつく本の読み方についての本を出版している著者を紹介すると

立花隆・・・「知」のソフトウエア
佐藤優・・・読書の技法
成毛眞・・・本は10冊同時に読め!
樺沢紫苑・・・読んだら忘れない読書術
齋藤孝・・・大人のための読書の全技術
外山滋比古・・・乱読のセレンディピティ
本田直之・・・レバレッジ・リーディング
園善博・・・本がどんどん読める本
宇都出雅巳・・・どんな本でも大量に読める「速読」の本

・・・と、

他にもまだまだ、紹介仕切れない程の著者がいらっしゃいますが、
だいたいみなさん同じ事を言っています。

つまり、ビジネス読書のスタンダードは、
買ってきた本を最初から最後まで、丁寧に読むことではないということです。

 

まとめ

不思議なもので、環境や立場が変わると行動も考え方も変わってしまう事って多いんですよね。

私が通信販売会社に勤務していたときも、
お客様視点、お客様視点、と思っていてもなかなかいい企画って出てこなかったのに、
自宅に帰って、他社の通販を利用しているときは、もっとこうしたらいいのにと、いろいろアイデアが出てきたりしていました。

 

今回のコラムもそうしたものの一つだなと思って書きました。
読みたいところだけ読むという方法は、実際やってみると仕事にも活かしやすいし、
活かすことで記憶にしっかり残りますし、忙しくても読めるので、時間の効率もいい。

本は読みたいところから読んでもいいと思いませんか?

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