著者:岸本健太郎
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勉強や学習に集中できない、という悩みをお持ちの方は多いと思います。

学生さんは当然として、社会人も何かと勉強が必要。
しかし、やらねばとは思っていても、集中が続かない、なんてことはままあるでしょう。

そこで今回は、勉強や学習の際、どうやって集中するのか、ということを考えてみたいと思います。

なぜ集中しようと思っても集中できないのか

集中の方法を知る前に、まず集中できない理由を考えましょう。

人の意識というのは氷山の一角で、無意識の方が圧倒的な領域を占める、というのは有名ですね。

脳の分野で有名な池谷裕二教授は、「人の意識で集中をコントロールしようなど傲慢」とまで言い切っています。

つまり、「集中しよう」と頭では思っていても、無意識はそう感じていないからこそ、集中できないということ。
無意識のレベルに集中を落とし込まない限りは、集中できないわけです。

どうやって勉強に集中できる状態を作ればいいか

では、どのようにすれば集中できるのか。

4つの方法を紹介しますので、いろいろ試してみて、自分の無意識がしっくりくる方法を探してみてもらいたいと思いjます。

方法1:とりあえず頑張ってやってみる

作業興奮という言葉があります。

これは、「やってみたらいつの間にか熱中してしまっていた」状態のこと。
ありますよね、こういうこと。

※作業興奮に関してはこちらもどうぞ。Baby Step(ベビーステップ)から始めよう!

私も受験の時、とりあえず適当に問題集解きはじめて、気が付いたらいつの間にか深夜、なんてことも。
夕飯も忘れて没頭していたこともあります。

ここでポイントとなるのは、スタート時はたいしてやる気がない、ということ。
やる気がなくていいので、とりあえず机に向かう。
これって先人たちも言ってきたことですね。

「つべこべ言わずにとりあえずやってみろ!」ということです。

方法2:ご褒美設定をする

やはり、ご褒美設定は必要でしょう。

「●●までやったら☆☆ができる」

これを設定し、繰り返すことで、無意識にこのパターンを認識させます。
パブロフの犬ですね。

慣れないうちは、時間で区切ってもいいと思います。
1時間やったらおやつ、とか。

オススメは「55ページまで」とか、成果で区切ることですが、しっくりくる方で構いません。

また、身近な人に協力してもらえるなら、達成したらご褒美をちょーだい!と伝えて協力してもらうのもいいですね。
「サボってもご褒美がもらえる」となってしまっては、ご褒美設定が逆効果になることもありますので。

方法3:運動をする

運動は脳科学的にも効果的なことが分かっている通り、非常に効果的です。
私個人の体験としても、愛犬の散歩がなければ、大学に合格してなかったと思うぐらい、効果があったと思っています。

運動は、軽いものでもOK。
散歩でもいいですし、軽く走ったり、とにかく体を動かせればなんでもOK。
体を動かすならゲームでもいいですよ。

こうすることで、自然とやる気が起こることが実感できるはず。

運動する→やる気になる→やる気になるからまた運動する→・・・

この好循環に入ればしめたもの。
腰痛や肥満の対策にもなりますしね!

方法4:寒いところで勉強する

寒さは集中力を高めてくれます。

ほどよく温かいところはダメです。眠くなります。
アツくて汗だくというのも、ドMの人にはいいですが、あまりオススメしません。(と言っても私は真夏も扇風機でやってましたけど)

逆に、寒いところだと、頭の働きが冴えます。
もちろん体調には気を付けないといけませんが、肌寒いぐらいでちょうどいいかと。

この方法は、寒さに対するケアも必要なので、気をつけた方がいいですが、効果は私で実証済みです。
また、脳の機能的にも、適度に生命の危険を感じる環境の方が活発になることが知られています。
ノーベル賞受賞者などに寒い地域の方々が多いのも・・・?

無意識を教育しよう

いかがでしょうか?

無意識が集中したくない、と考えるのには、合理的な理由があります。
逆にいうと、無意識が「集中!」となる状態を導くためには、自分の中の無意識を教育する必要があるんですね。
そしてそれは、経験と繰り返しによって可能になります。

なので、まずはとりあえずでいいので試してみましょう。
集中できる時間を少しでもいいので作りましょう。

それを繰り返すことで、無意識が集中を提供してくれるようになります。

これらの方法は、セットで使うこともできますので、ぜひ自分にあった方法を試してみてくださいね。

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