著者:岸本健太郎
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ビジネススキルといっても、非常に多くの種類があります。

マーケティング、コミュニケーション、セールス、時間管理、読書・・・

そんなビジネススキルを身に付けるための名著というのは多くありますが、今回はその中でも、「各ビジネススキルの入門に役立つ本」という観点でまとめてみたいと思います。

最初にまず入門書で興味を持つこと。
そこから、さらに膨らんだ興味をもって、ハードカバーや名著に進んでいく。

ミーハー力こそ誰でも読書習慣を作れる秘訣

でも伝えましたが、まずは入門書から読んでみる、というのもいいのではないでしょか。

ということで、ご紹介していきましょう。

自己啓発

仕事は楽しいかね?

物語形式で語られる、ベストセラーにもなった名著。

実は、iPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が、著書「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」で触れている本なんですね。

2001年の本ですが、その後2012年にシリーズ最新刊が出ています。

物語の内容は、日々仕事仕事の主人公が、ある老人のアドバイスを受けながら、変わっていく姿を描いています。
これだけだとまあよくある自己啓発書なんだと思いますが、何よりもそのシンプルさが素晴らしい。
しかも、心に刺さる言葉が色々出てきます。
仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね?

原因と結果の法則

「当たり前のことを当たり前に」知るための本。

読んでみて、考えていることのお墨付きをもらう、という印象でしょうか。
シンプルにものごとを考えるための考え方、を知りたい方はぜひ。
「原因」と「結果」の法則
「原因」と「結果」の法則

スティーブ・ジョブズ (Ⅰ・Ⅱ)

ジョブズ本人の希望で、インタビュー→編集された本。

色んなイノベーションを先導してきましたが、何よりも私が素晴らしいと思うのは、やはりiphone。
手のひらサイズのパソコンて、昔はSFの世界ですよね。

文字通り、世界を変えた偉人です。
仕事に対する姿勢はある意味で狂人と言われることもありますが、その背景にあるもの、そして歴史。

本当に「濃い」です。
ぜひ、読んでください。
スティーブ・ジョブズ I
スティーブ・ジョブズ I

コミュニケーション

自分の小さな「箱」から脱出する方法

面白いたとえで、コミュニケーションについて教えてくれる一冊。

読むと相手の言っていることの受け取り方や、コミュニケーションの取り方が変わると思います。

学生はもちろんのこと、特に、「相手の価値観がどうとかわかっとるわい」と胡坐をかいている社会人に読んでもらいたい本。

知っていることと、できていることは違いますからね。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法

マネジメント

1分間マネジャー

マネジメント本としてドラッカーの前に読むことをオススメしたい名著。

洋書お得意の物語形式ですが、ページ数も少なく、読みやすい。
難しそうなマネジメントを平易に語ってくれるだけでも、非常に価値があります。

こちらで入門したら、続いてはぜひ、ドラッカーのマネジメントを読んでみてください。
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

ロジカルシンキング

世界一やさしい問題解決の授業

文字通り本当に優しい。

ハーバード・ビジネススクールに学び、マッキンゼーで仕事をした著者が、問題解決について丁寧に教えてくれます。

大人は簡単なことをわざわざ難しく学びたがる、というのは有名ですが、簡単に教えるって大切ですね。
部下を持つ方にもオススメです。
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

統計学が最強の学問である

個人的にここに加えたかった本。

何が最強なのか、というところが面白いのですが、実は統計学には「most powerful=最強」という表現が存在しているそうです。

「なぜ統計学を学ぶのか」
「統計学がどう役立つのか」

など、入門書として非常に優秀。
簡単なレベルだと、十分実践でも役立つと思います。
統計学が最強の学問である
統計学が最強の学問である

プレゼンテーション

ビジネスは30秒で話せ!

かなり新しい本ですが、入門書としては名著と言っていいんじゃないでしょうか。
わかりやすくて優秀。
無駄なことは教えず、シンプルな型を教えてくれます。

特に、プレゼンに苦手意識があったり、経験が浅い人は必読と言っていいでしょう。

サイズも小さいので、持ち歩きにも最適です!
ビジネスは30秒で話せ!
ビジネスは30秒で話せ!

経済学

池上彰のやさしい経済学

テレビでおなじみの池上彰さんの、経済学に関する本。
実際の大学講義で使われたものをまとめた本です。

本当にわかりやすいですね。
あと、池上さんらしく、「受け手が情報を咀嚼する」という部分にも気を配っているのがわかります。

難しそうな経済学も、「伝える力」で簡単にしてくれている本です。
池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる (日経ビジネス人文庫)
池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる (日経ビジネス人文庫)

脳科学・モチベーション

脳には妙なクセがある

東大の池谷教授の脳科学本。

説得力のある例で説明してくれて、

「自分はどうなんだろう?」
「これってこんな仕組みだったんだ!」

という理解が進みます。
読み進めたくなる楽しさがある一冊。

まゆつばではなく、脳の見地から解説されているのがいいですね!
脳には妙なクセがある (扶桑社新書)
脳には妙なクセがある (扶桑社新書)

まとめ

いかがでしょうか?
まだまださらにオススメを追加していきたいと思いますが、まずは上記がオススメ。

何事も、まずは入門書から読書してみると、
「なるほど!」
という感覚が得られやすく、テンションが上がります。

また、専門書の前に最低限の予備知識を得ることで、専門書の理解がグッと深まります。

ぜひ、まずはこれらの入門書から、ビジネススキルを磨いてみてください。

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