報告書に提案書。ビジネス文書を学べる良ビジネス書8つ
・報告書
・議事録
・メール
・契約関連
・提案書
などなど。
しかし、こういった文書の書き方は、学生時代にはなかなか接してこなかった方が多いでしょうし、実際の会社でも、意外とおろそかにされていたりします。
ですが、非常に大切なコミュニケーションツールであるがゆえに、そのままにしておくのは危険。
そこで、ビジネス文書を学ぶのに適した本をご紹介したいと思います。
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
誰もが認める名著。それがこの一冊です。
ビジネス文書といえども、考えて書く、ということは変わりません。
もちろん、フォーマットは存在しますが、目的が変われば文章も変わる。
また、必ずしも型に捉われる必要はなく、フォーマットを守ることの「意味」も考えるべきでしょう。
ただ「こうしろと言われたから」では、いつまでも進歩することができません。
そんな文章を書くコツを体系化し、伝えてくれるのがこの本です。
何度も何度も読み返し、実践し、身に付けていく。
必読書です。
ただ、経験が浅かったりすると、難解だと感じる箇所も多々ありますので、入門書と併せて読むといいですね。
ビジネス文章5ステップ上達法
ビジネス文書の基本的な部分を押さえられる一冊。
入門書として適しています。
読みやすい文章とそうでない文章。
伝わる文章とそうでない文章。
様々なライティングの本がありますが、基本ができていなければ、臨機応変に、目的に応じた文章の使い分けなどできないでしょう。
限られた種類のライティングしかしないのであれば別ですが、まずは文章の基本を押さえることが大切だと思います。
プロの添削でみるみる上達! 心が伝わる「文章力」センスアップBOOK
こちらも入門書としてオススメしたい一冊。
ストーリー仕立てなので、読みやすく、理解しやすいのが特徴です。
主人公は営業に配属されるのですが、そこで報告書や議事録などの書き方を教わっていきます。
物語なので、どういうシーンで、というのがわかりやすいのがいいですね。
カリスマ講師に学ぶ! 実践ビジネスメール教室
ビジネスメールと言えば平野さん、という、ビジネスメールの専門家の一冊。
日経の連載をまとめた本になっています。
メールはもっとも使うツールの一つ。
基本的に仕事でメールを使わない人はいないでしょう。
だからこそ、必ず押さえておきたいことが書かれています。
わかっていてもできていない。
そもそも理解できていなかった。
そんな目からうろこの内容が書かれています。
ビジネス契約書の見方・つくり方・結び方
契約書の作成などは、専門家に任せることが多いと思いますが、それでも、実際に契約に携わる方というのは多いと思います。
ビジネスのほとんどすべては契約で成り立っていますよね。
この本は、そんなビジネスマンにとって貴重な、契約書に関する一冊です。
何が素晴らしいかというと、なぜこの条項を盛り込むべきなのか、がわかるということ。
自分が契約書を渡す側であれ、渡される側であれ、色んな意味で押さえておきたいことが書かれています。
不利な契約はもちろんしたくないですし、有利な契約は結びたい。
これは当然です。
また、無用なトラブルを避け、お互いに気持ちよく契約を全うする、という意味でも、持っておくべき知識でしょう。
というわけで、ビジネスマン全員が読んでもいいと思える一冊です。
報告書作成法―技術者必携!読み手をうならせる
技術者の方向けに、報告書の作成方法を詳しく書いた一冊。
論文などにも使えると思います。
報告書の難しいところは、一意の受け取り方をしてもらわなければならないところだと思います。
また、読みやすく、要点がしっかり理解できることも重要。
そうなると、曖昧に受け取られる可能性のある表現は避けなければなりません。
そういった報告書の特性を踏まえて、非常に丁寧に解説されている一冊です。
スイスイ完成! ワード「ビジネス文書」ワザ99
ビジネス文書の書き方ではなく、ビジネス文書を書く際のワードの技を紹介した本。
「速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術」でも、とにかく無駄な作業を省いて、どんな小さな仕事にでも速さを重視して取り組む、ということが書いてありましたが、ワードの意外な機能を使いこなすだけで、かなりの時間が節約できるはずです。
エクセルやワードは、本当にちょっとしたことを知るかどうかで、劇的にパフォーマンスが変わります。
手元に置いて、実際に試して、ぜひ時間の節約を実現しましょう。
分かりやすい公用文の書き方 改訂版
公務員の方のための本。
公用文の書き方について書かれています。
一般社会のメールのやりとりなどと異なり、「公用文」ですから、やはりきちんとした表現・日本語が必要です。
それが敬意の一つの表し方であり、また、誤解を生じさせてしまっては大きな問題にもなります。
日本で最も詳細な公用文の書き方の本、と言われる本書を一冊持っておくことで、辞書的な使い方ができるはず。
まとめ
ビジネス文書は、学ぼうとしなければ、なかなか学ぶ機会がありません。
現場で指摘されながら、でももちろんいいと思いますが、できれば本を併用して、速く上達し、上司・先輩と自分、お互いの時間の節約をしたいですよね。
また、正確に物事を伝えることのできるスキルと言うのは、本当に重宝します。
それだけに、一刻も早い上達をすべきジャンルのスキル、と言えるのではないでしょうか。
ぜひ、ビジネス文書の書き方について、学んでみてください。