いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる銀座の雑談手帳
読書会ファシリテーターの友松です。
今日あなたにご紹介する本はこちら。
いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる銀座の雑談手帳/日髙利美(著)
です。銀座のクラブのママが書いたコミュニケーションのための本です。
会話を続けるためのビジネス書はたくさんあります。
どの本を読んでも参考にはなるんでしょうけれど、この本はその中でも特に、会話が続かない、何を話していいかわからない、特に世代が離れている人と仕事すること多い、もっとスマートにマナーをもって、そして粋な会話をしたいと思う人には、まさにうってつけの本だと思いますよ。
だって、著者は銀座のクラブのママなんですから。
私も昔、博多の繁華街で働いていた経験があり、その中で高級クラブからキャバクラ、スナックまで幅広く出入りしていました。その中で感じるのは、お客さんを気持ちよくさせることがとても上手だということ。
お店から出てくるお客さんは、泥酔してどうしようもない人から、仕事の商談が終わって、クラブから出てくる人、いろんな人を目にしましたが、どのお客さんも嫌な顔をする人はいませんでした。
そして、クラブのママの誕生日になると、その誕生日から数日間はお祭りのような賑わいになります。
地元博多の常連客はもちろん、全国各地からママのファンがお店に来ます。
どうしてもお店に来れない人も、大きな花束やフラワーアレンジメント、一鉢何万円もする胡蝶蘭などのプレゼントを贈ってくるので、お店に外にも花があふれます。
なぜ、クラブのママにそこまでするのかというと、ファンだからです。
そして、ママと話すと楽しいからです。嫌な気持ちにはならないからです。
クラブのママやホステスは、お店でお客さんと会話をするのが仕事です。来店するお客さんのバックグラウンドは様々です。
そんな人達と会話をするだけじゃなく、楽しませるのですから、その会話術が私たちの参考にならないわけがありません。
雑談はムダで意味の無いものではありますが、雑談は人と人の縁をつないだり、信頼関係を作ることができる。
そして、雑談は、年齢、性別、立場をこえた関わり合いができるツールだとも書いていました。
雑談をムダと考えてはダメですね。損をしちゃますよ。
あなたも、今まで仕事でいろんな会話をしてきたと思うのですが、この本を読んでいくと…
「あー、あの場面はこういう会話をすればよかったのか!」
「こういう場面は経験が無いが、たぶんこれから経験すると思うので覚えておこう」
など、会話あるあるが本当に役立ちます。
しかも、年齢、性別、社会的立場、それぞれで役立つケーススタディが学べます。
タイトルが、『いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる銀座の雑談手帳』ですが、読んでみるとその名の通りです。
目次を一部紹介すると、
第2章
ケース別雑談の処方箋
苦手なタイプ
年が離れている
趣味が合わない
自分以外の人が盛り上がっている
マイナスな雑談
異性
などなど、絶対に参考になるケーススタディが満載です。
私もですが、会話コミュニケーションにストレスを感じている人におすすめしたい一冊です。