著者:清水健一郎
Pocket
LINEで送る

スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

読書会ファシリテーターの友松です。

今日あなたにご紹介する本はこちら。

『スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

ハワード・ビーハー、ジャネット・ゴールドシュタイン(著)』です。

 

この本を読むことで、

  • スターバックスのブランディングの秘密がわかる
  • スターバックスのスタッフ教育の方法がわかる
  • スターバックスがなぜ居心地がいいのかが分かる

以上の3つです。

では、早速書評に入っていきましょう。

 

Amazonより引用

自分に正直になる、自主的に考える、信頼を築く、責任をもつ、大きな夢をもつ…。リーダーとして、お客様に尽くす社員として、そして一人の人間として、大切な原則は人生のあらゆる場面で共通している。スターバックスを世界中に広めた立役者が、「人を第一に考える」という企業文化を軸にして世界一に上り詰めていった軌跡と、仕事と人生で大切な10の原則を明かす。

スターバックスを世界中に広めた立役者の一人ハワード・ビーハーさんが、

正直でブレないための心のよりどころとして作った『仕事と人生で大切な10の原則』が本書の内容になります。

 

  1. 自分に正直になる。
  2. なぜこの会社で働くのか
  3. 自分の頭で考える
  4. 信頼を築く
  5. 真実に耳を澄ます
  6. 責任をもつ
  7. 行動する
  8. 困難に立ち向かう
  9. リーダーシップを発揮する
  10. 大きな夢をもつ

 

1.自分に正直になる

会社の価値観、目標が明確ならば、力と情熱が湧き、偉業を成し遂げられる。

 

2.なぜこの会社で働くのか

この世界をより良くするのは、人と経営理念。
有料で働きやすい企業を経営することで世界を変えられる

 

3.自分の頭で考える

現場で働く人が自分の頭で考えられる風土を作る

 

4.信頼を築く

心から人を思いやること

 

5.真実に耳を澄ます

お客様や仲間が言わないことにも耳を傾ける

 

6.責任をもつ

言うべきことは責任と思いやりをもって
真実以外は嘘だと分かる
真実を言うこと、思いやりをもって言うこと

 

7.行動する

行動的に考えて思慮深く行動する
しかし、行動しなければ何も始まらない

 

8.困難に立ち向かう

社員が率直で正直で責任をいとわない企業は、不幸があっても生き残る
スターバックスは人を第一に考える

 

9.リーダーシップを発揮する

お客様の小さな声、仲間の声に耳を傾けることができる大きな心は、奉仕型のリーダーシップ

 

10.大きな夢をもつ

いましていることを楽しむ
そして他人が同じように楽しむことを助ける
「ノー」と言わない「イエス」と言ってみよう!

 

10箇条のポイントはこんな感じです。

今回ご紹介した本の他にもスターバックスを扱った本を読んだのですが、

サービスが素晴らしいと言われる、リッツ・カールトンに通じるところがあると感じました。

 

スタバはなぜどこのスタバに行ってもスタバなのか?

スターバックスのスタッフはそれぞれ、グリーンエプロンブックというルールブックがあって、

たしか70時間の研修のあとお店で働くようで、働き出してからもことあるごとに

グリーンエプロンブックを読み返すし、店内での仕事の行動指針にしていると知りました。

 

つまり、細かな業務マニュアルが無いんです。

それなのに、どこのスターバックスに行っても、スターバックスですよね。

 

では、なぜ、細かな業務マニュアルが無いのに、どこのスターバックスに行ってもスターバックスなのか?

その秘密が『仕事と人生で大切な10の原則』やスターバックスのスタッフに配られるグリーンエプロンブックなんです。

 

スターバックスは人を第一に考えています。

この『人』は、お客さんはもちろんだけど、一緒に働く仲間や、パートナー企業も含みます。

コーヒーを育てるのも人、コーヒーを楽しむのも人、コーヒーを販売するのも人。

だから、あの空間が出来上がっているのだろうと私は思います。

 

まとめ

今日は『スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

ハワード・ビーハー、ジャネット・ゴールドシュタイン(著)』の書評でした。

 

リッツ・カールトンはなかなかいけませんが、スターバックスならたくさんありますからね。

この本を読んだ後にお店に行くと、今までなぜ居心地がよかったのか、豊かな気持ちになれたのか、その理由が分かる気がします。

 

本を読む前までは、オシャレで、薄暗くて、いつも座れなくて、意識高い系の若者がアップルの

ノートパソコンを広げて仕事をする場所と感じていて、あまり利用していなかったのですが、

今はスターバックスを利用する回数が確実に増えました。^^;

 

また、スタッフがどんな気持ちで働いているのかも分かったので、

フラペチーノのトッピングの内容についてリクエストもできるようになりましたよ。

今は、スターバックスで時間を過ごすのがとても楽しいです。

 

会社やお店を居心地のいい空間にしたいと考える人はぜひ一読を!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加