君たちはどう生きるか/羽賀翔一(漫画)吉野源三郎(原作)
20万部以上突破している『君たちはどう生きるか』を読みました。
1937年に出版された、同名小説のマンガです。
書店の平置きコーナーで知ったのがはじめてでした。
主人公のコペル君と親戚のおじさんの交流から、
コペル君が成長していく姿を見て、
コペル君は、こうやって成長しています。
あなたなら、どう生きていきますか?
と、読者に問う本。(だと思う。)
この本のいいと思うところ
『君たちはどう生きるか』を読むことで
失敗や過ちがこれから生きていくための糧になることが分かる。
自分中心のものの考え方から、誰かのためにという考え方もいいなと思える、
読み終わったら清々しくなる
こんなところでしょうか。
起こってしまったことは仕方が無い
『君たちはどう生きるか』を読んで、
後悔しても仕切れない程の過ちは、
やり直すことは出来ないし、これからも繰り返すんだろうな。と思いました。
ただ、同じ繰り返すにしても、次は少し成長して挑めるんだろうな。
ということが理解できました。
よくあるエピソード
学生時代、比較的おとなしく過ごしてきた人であれば
だれでも経験するような学生生活の様子が話しの柱になっています。
- 父親が病死して母親と暮らす主人公
- 家が商売をしていて貧しい友人
- 正義感のつよいガキ大将的な友人
- 執拗にイジメを繰り返すクズなクラスメート
ある事件をキッカケに友情に大きな亀裂ができてしまいます。
そして、なんとか立ち直って学校に行き、友人と再会、仲直りするまでの過程に涙しました。
友人を裏切る行為をされたとして、その友人を
許しても正解、許さなくても正解だとして、
友人を裏切る行為をして、それを謝罪したとして、友人に
許してもらえても正解、許してもらえなくても正解だとして、
それって、両方とも辛いことだと思いました。
どちらも正解だけど、どちらも不正解。
主人公たちは、最後には●●●●●するんですが、
そういう結果になったのは、主人公たちが、だれかのためにと考えることができたからでした。
世の中は自分中心ではなくひとりひとりの小さな意思の集まりで出来ている。
やってしまったこと、
おこってしまったことは、
もう取り返しがつきません。
そのことを後悔するよりも、その誤りから立ち直り前に進むことができたら、
誤りと辛い経験は、次に何かが起きたときに自分を正しい方向に導いてくれるはず。
そう思いました。
テーマは単純なのだけど、
読み終わった後、清々しい気持ちになる本でした。
ただ、この本を読んで、
主人公の行動を見て、あなたならどう生きますか?と
問いかけられているわけなので、
主人公のような生き方に感動はしても、
そのままマネしなくてもいいし、
主人公のような優しい少年じゃないからとガッカリすることもないと思います。
まとめ
- 自分中心の考え方
- 相手のことを思いやる心
- 自分の過ちを認めることができる強い心
- 正しくあろうとすること
この本を読んでいると、あなたはどうですか?
と問われる気がしてきます。(いや、問われてるか。)
結果、頭の中は整理がつかない状態になってしまったため
脈絡がない書評になってしまいました。(汗)