著者:岸本健太郎
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「楽しむこと」が非常に学習効果が高い、というのは周知の事実。
好きこそものの上手なれ、と言いますが、好きなことには没頭することができますよね。

私を例にとると、ゴルフの練習なら、何時間でもできます。
徹夜で練習し続けることもできるでしょう。
それぐらい、好きということはパワーを生み出します。

しかし、ビジネス読書においては、なかなか「好き」から入る方が他の趣味などよりは少ないように思います。

私もそうで、ビジネス読書を始めたきっかけは、好きだったからではなく、人に勧められたからです。
おそらく、同じ方も多いと思います。
しかし、ビジネス読書には、「好き」以外でも、最高のきっかけとなるものがあります。

それが、「今困っていること」です。

必要は発明の母である

有名なことわざに、「必要は発明の母」という言葉があります。

必要性がある、ということは、私たちを後押ししてくれます。
切迫していればいるほど、その力は大きくなります。

「好きなこと」で対応できないのであれば、「差し迫った必要性」を使うのです。
これを活かすと、ビジネス書の読書習慣はすんなり身に着きます。

差し迫った必要性のあるものをリストアップ

では、具体的にはどうすればいいのでしょうか。

まず、今仕事や個人的に困っていることをリストアップしてみましょう。

どんなことでもOK。とにかく、考え付く限りリストアップしてください。

オススメは、1時間ほど取って、書きまくること。
なぜ1時間かというと、おそらく書きはじめて5分ほどですべて出てしまうと思います。
しかし、その時間を超えて書こうとすると、自分では忘れていたようなことや、根本的に困っている部分など、隠れていたことも出てくる可能性があるためです。

カフェなどで行うのもいいですね。

リストアップしたら、優先順位をつけましょう。
特に重要性の高いことを見つけていきます。

迷った場合は、とりあえず優先順位を高めにしておいてください。

エクセルなどでまとめてしまうと、後々非常に便利ですので、おすすめです。

上から順番に読んでいこう!

あとは、優先順位の高いものから、関連する本を読んでいきましょう。

こうすることで、
読書→すぐに実践→フィードバック
という流れが自動的に作られます。

今困っていることですので、その困った状況を解決するために、本に書いてあることを試すはず。
そうすることで、実践が自動的になるんですね。

ダイエットなどを考えるとわかりやすいでしょう。
結婚式を控えて痩せなければ!と言う時は、本を読んですぐ試すはずです。楽しいことではないにも関わらず。
それで、自分に合わなければまた別の方法を試す。これが自動化されるわけですね。

まとめ

この方法は、本当に効果的です。
シンプルですが、一つでも困った状況が改善できると、頭の中で「快感」となります。

本を読んだ→解決した→もっと!!

となるのです。

こうなればしめたもの。

次の「困ったこと」に対しても、同じように本を読んで実践することで、より快感が深まり、知らないうちに読書習慣が身に付きます。

おそらく、その段階に来ると、人にも読書を勧めているでしょう。

ぜひ、「今困っていること」をリストアップして、読書習慣を身に付けるきっかけにしてみてくださいね。

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