本に関する仕事ってどんな仕事がある?
読書に関わるようになると、様々な本に関する仕事の方と話したり、知る機会が増えます。
世の中には、本当に本が好きな人がいて、そういった方は、「どうしてもこの仕事がしたい!」という熱意を持って、本のお仕事に就かれています。
確かに、本好きにとっては、あの本のにおいや手触り、雰囲気に囲まれて仕事ができるのは素晴らしいかもしれません。
そこで今回は、「本に関する仕事」をまとめてみました。
これから本関連の仕事をしたい、という方にも参考にしてもらえると嬉しいです。
書店員
まずは書店員。
本を一般の人々に売る仕事をする、非常に本とつながりの深い仕事です。
入荷、陳列、販売、販促など、色んな業務があります。
仕入れのセンスなども問われるため、責任ある仕事ですね。
人気になった「書店ガール」を読んでみると、もっとイメージしやすいかもしれません。
ちなみに、「戦う!書店ガール」というドラマは明日最終回です。
出版取次
出版社と書店の間に入り、本の流通をメインにしているのが出版取次のお仕事。
要するに問屋さんですね。
日本では、日販とトーハンが非常に大きな会社で、ほとんどの場合この2社を経由していると思います。
お仕事内容は、出版社から本を買い、書店に売る。
こう書くとシンプルですが、両方のつなぎをする仕事であるので、簡単な仕事ではないそうです。
実際にこの2社に所属されている方も、やりがいあるけど大変、と言っていました。
まあ、大変じゃない仕事というのも、それはそれでどうかと思いますが。
ライター・作家
本を「書く」側の人です。
特殊な文章スキルが必要とされます。
ビジネス書作家であれば、実績や切り口を工夫し、面白いかつ売れるとなれば出版は可能でしょう。
小説や文学作品の場合、ビジネス文書を書くのとはワケが違い、全然別方面のスキルなため、まずは書いてみる、という大胆さと熱意が必要になるそうです。
絵本であれば、世界観をうまく作れる方ですね。
どちらにせよ、作家だけで食べていく、生活していく、というのは、本当に限られた一部の方だけが可能なことなので、まさに全身全霊で取り組まなければ難しい仕事だと思います。
編集者
雑誌や書籍の編集の仕事。
編集さんに憧れる方は非常に多く、よく「昔は編集目指してたんですよね」という話も聞きます。
しかし、実際、本物のプロの編集さんにお話を聞くと、かなりの激務。
企画から製本、デザイン、取材、作家からの原稿回収など、本当に多岐にわたり、仕事量は半端ではありません。
その分、ブームを作ることができたり、世の中に発信力を持てる、ということでは、確かに憧れる人がいるのもうなづけます。
翻訳家
英語をはじめ、外国語の本や文章を日本語に翻訳する仕事です。
私の勝手な印象では、女性の方が多い気がします。
通訳さんも、私の勝手な印象では女性が多い気が。
特に資格は必要ありませんが、やはりかなりの語学力が必要なので、語学を勉強する必要があります。
最近では、ネットでのお仕事もあり、副業的に取り組んでいる人も多いようなので、まずはそちらから、という選択肢もありますね。
図書館司書
図書館の司書さん。
本好きの人が就くイメージのお仕事ですね。
どんな図書館に就業するかによって、かなり必要知識は変わってくるようですが、メインの仕事内容は、資料の整理。
また、図書館に入れる本の選定なども仕事ですね。
他にも、イベントの開催なども業務に入ってきます。
ひたすら本と向き合いたい方にとっては、選択肢の一つとなるお仕事ですね。
基本的には国家資格が必要です。
イラストレーター
本に限った話ではありませんが、イラストを描く人です。
最近はイラストレーターさんも非常に多様な人がいて、昔より活気のある印象がありますね。
実力主義の世界だと思いますので、かなり狭き門だとは思います。
実際に、私の周りでも、素晴らしいイラストを描く人がいますが、なかなか収入には結びつかないそう。
セールスのスキルも重要になってきそうですね。
パソコンでイラストを描くことも当たり前になってきているので、ソフトの使い方もマスターする必要があります。
装丁家
本の装丁をデザインするお仕事。
「蔦屋」という歴史小説の装丁が素晴らしく、その装丁についてお話を聞くと、イラストレーターさんがデザインしたと教えてもらいました。
ジャケ買いならぬ表紙買いしてしまうことってありますよね。
ビリギャルはちょっと卑怯
装丁は非常に重要です。
本の表紙やカバーデザインに興味があれば、目指してみてもいいかもしれません。
ただ、まだ装丁家として生活できるだけの人はほとんどいないそうです。
まとめ
本に関する仕事は、ここに上げた以外にも多岐にわたります。
1冊の本を世に出すために、どれだけの人が関わるか、と考えると、そのストーリーを追いかけてみたくなりますね。
そこには、たくさんの人の時間と労力が詰め込まれているはずです。
だからこそ、もっともっと本を読んでもらえる世の中にもしていきたいと思います。
もし興味があれば、ご自身でも調べてみてくださいね。