著者:岸本健太郎
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読書量は、多いからどう、少ないからどう、ということは言えません。

例えば、1冊の本を何度も何度も読み込む。
この場合、1冊とカウントするならば、読書量が少ないことになりますが、大いに価値はあります。

しかし、こういった読み方をする人はやはり少なく、一般的には、読書量というのは目安になる指標の一つ。

そして、その調査結果が、ロシアの「Russia Beyond the Headlines」に掲載されています。
2011年の調査となっていますね。

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引用:Readers around the world

日本は読書量ブービー

この調査では、日本は下から2番目、ブービーです。

調査がどのように行われたか、というのがわからないので、どこまで信ぴょう性があるかはわかりませんが、1週間当たりの読書時間は非常に少ない、ということです。

上位は、

1位:インド
2位:タイ
3位:中国
4位:フィリピン
5位:エジプト

となっています。

アジアが多くなっているのが特徴。
2011年のデータですから、今ならおそらくもっとアジアの国々がランクインしてるんじゃないでしょうか。

1位インドとの差は、実に6時間半。
例えば1冊2時間、あるいは1冊の本を1巡するのに2時間と考えた場合、3冊以上の差が出ることになります。

これは非常に大きな差ですよね。

読書とは対話である

当ブログでも何度も触れていますが、読書とは、著者との対話であり、著者の経験との対話です。
そして、自分なりの意見も交えて、その本に書いてあることを考え、評価します。
さらには、アウトプットを行い、知識として定着させます。

脳的にいうと、読書は

字を読む

イメージする

という流れを経ることで、疑似体験したことになる、と言われています。
これは、テレビを見たり、スマホでまとめを見ただけで働いてくれません。

なので、読書時間が少ない、というのは、やはり危惧すべきことなのかもしれないでしょう。

本を読まないのは大人

では、本を読まないのは誰か、ということですが、小中学生などは、読書量が増えています。
ラノベが良く読まれている、という話もありますが、学ぶのに適切な作品であれば読書と言っていいでしょう。

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引用:全国学校図書館協議会|調査・研究|「第60回読書調査」の結果

つまり、読まないのは大人。
特に、30代~50代が本を読まないという調査結果も出ています。

「近頃の若いもんは本を読まん」的なことを言っているかはわかりませんが、実際には10代20代は本を読んでいて、30、40、50代が読んでいないというのは、私も30代ですので、ちょっと恥ずかしいですね。

まずは週に1時間でも本を読もう

平均を下げているのは、半数近くもいるといわれる「本を読まない」人です。

だからこそ、まずは週に1時間でもいいので、本を読み始めてみませんか?
習慣化できないのは、やる気が出ないからではなく、そう思い込んで取り組んでいないからです。
やる気は後からついてくる。

ぜひ、少しからでいいので、本を読み始めてみましょう!

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