著者:岸本健太郎
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daigakusei

400:100。
これが何の比率を現した数字かご存知でしょうか?

実はこれ、日米の大学生が大学在学中に読む本の数。
この記事によると、ハーバードやエールなどのエリート校では、4年で1000冊は読む、とも書かれています。
大学4年間で読む本の数、日本は100冊、米国は400冊

しかも、アメリカの方の大学の課題図書などは非常に難解だそうで、それに加えて、と考えると、かなりの差があることがわかります。

もちろん、この調査がどのように行われたのか、という背景がわからないので、断定的なことは言えませんが、この差があるものとして、どのような差が出るのか、考えてみたいと思います。

冊数は何の役に立つのか

こういった調査の中で、わかりやすい数値として、読んだ冊数が使われることは多いですよね。

ただ、こう考える人も多いと思います。
「冊数が大事なの?」と。

結論から言うと、冊数も一つの目安になります。

正直に言うと、取るに足らない本もあります。
ビジネス書でも、得るものが少ない本というのも存在します。

しかし、色々な本に触れることで、真逆の考えに触れたり、価値の低いものを知ることで、より価値の高いものの価値を理解できる、ということもあります。

そういった意味で、あまり役に立たない本を100冊読むのであればあまり冊数は役に立たないでしょうが、古典や名著をじっくり読むことと併せて、多く冊数を読むことは、やはり価値があると思います。

読書量を増やすためにはどうすればいいか

私も大学を辞めるまで、本をさほど読んでいたわけではなく、勉強時間もほとんどとっていませんでした。

その理由はひとえに、「興味が全く持てなかった」からです。

私は精密化学を専攻していたのですが、シリコンの表面がどう、と言われても、「ふーん」程度にしか思えなかった。
今では興味を持って学べると思いますが、大学時代はそうだったんですね。

この経験や、他の本を読まない方の話から考えても、やはり興味を持つに至るきっかけや機会が少ないか、ないんだろうと思います。
今はスマホという最強のライバルがいますしね。

興味ぐらい自分で見つけろよ!というご意見もそれはその通りだと思いますし、初めから興味がある人なんて少ねーよ!やりこんでからだろ!というお叱りを受けるかもしれませんが、そうはいっても読んでないわけですから、仕方ない。

そこでオススメしたいのは、やはり読書会です。
大学生同士だけでなく、社会人とまじって、読書会に参加する。

そうすることで、例えば自分の働きたい業界を知ることに役立つ本が見つかるかもしれませんし、大学の図書館にも蔵書があるかもしれません。
みんなで名著を読めば、色々な話が広がります。
アウトプット自体も、非常に効率的に行えるようになります。その場で「話す」わけですからね。

とはいえ、バイトやスポーツ、遊びなど、色々とやることもあるでしょう。
そんな時は、ぜひWEB読書会も活用してみてもらえたらと思います。

ビジスタでも、学生支援版を用意し、学生の間は無料で受講いただけるようにしていますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

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