著者:岸本健太郎
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その本の読み方を続けると、もしかすると体を壊してしまうかも・・・

みなさんは、どんな時に本を読まれるでしょうか?

電車の中、椅子に座って、ソファで、など、色々あるでしょう。
お風呂やロッキンチェア、なんていう方もいるかもしれません。

もちろん、ご自身が読みやすいところで読む、スキマ時間に読む、というのは、ぜひ行っていただきたいのですが、その際にちょっと考えてみていただきたいことがあります。

それが「姿勢」。
間違った姿勢で読み続ける癖がついてしまうと、いつの間にか腰を痛めたり、首を痛めたり、ということになってしまう可能性があるのです。

そこで今回は、読書の際の姿勢についてお伝えしたいと思います。

姿勢が悪いことで起こりうる悪影響

まず、姿勢が悪いことで、どういった問題が起こるのか。
様々ありますが、代表的なものとしては、下記のようなものがあります。

  • 首の疲労
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 猫背になることでの背骨湾曲や肺活量低下
  • むくみ
  • 骨盤のゆがみ

このような問題を引き起こす可能性があります。

楽な姿勢=負担がかからない姿勢、ではない

では、どういった姿勢で読書すればいいのか。

まず、大前提として、「楽な姿勢=負担がかからない姿勢」ではない、ということを知っておいてください。

私もそうですが、ついつい楽な姿勢になりがち。
しかし、そもそも、なぜその姿勢が楽なのか、というと、本当に体がバランスよく保てる姿勢である場合と、歪んでいるがゆえのいびつな楽さである場合、この2通りがあるわけです。

有名な骨の特性を解説するものとして、ドイツの解剖学者のウォルフ氏が提唱した「ウォルフの法則」というものがあります。
これは、簡単にいうと、「骨というものは外側からの圧力に応じてその形を変える」ということ。
つまり、良い姿勢でいればそれに応じて骨の形もよくなり、悪い姿勢でいればそれに応じて骨の形も悪くなる、ということです。
こう考えると怖いですよね。

そうして悪循環に陥る危険性は、私たち誰もが持つもの。
大丈夫だと感じている人も、今一度自分の姿勢に関して見直してみましょう。

読書のオススメ姿勢

では、具体的にどんな姿勢で読書をすればいいのか。

対応策は非常にシンプルです。

  • 体を起こし、首をあまり曲げない
  • 椅子に浅く座らず、体が寝ないように座る
  • 長時間同じ姿勢でいない
  • うつぶせでの読書はできるだけ避ける

まずはこちらの4つのポイントを守ってください。

たとえば、椅子と机の高さが違って、本を読むのに首を曲げている方。
高さの調整できる椅子にして、目線と本の高さを近づけてください。
そうすることで、顔を下に向ける必要がなくなり、首や肩への負担が軽減されます。

また、椅子に座る場合、背もたれにもたれかかるのはいいのですが、腰と椅子の間に空間が空き、浅く座ってしまうという方。(私もそうです)
この場合、腰と椅子の間にクッションなどを置き、楽に姿勢が保たれるようにしてください。

他にも、寝る前に布団でうつぶせに寝そべりながら、という方。
うつ伏せは結構な危険性があります。
布団に座って読みましょう。

まとめ

このように、対策はちょっとしたことです。
今日から始められること。
ですが、積もり積もって、何かのきっかけで、腰を痛めてしまったり、首を痛めてしまったりします。
そうなる前に、悪影響の連鎖を断ち切っておきましょう。

バランスボールがいいと言われるのも、こういったことを一気に解消してくれるから、という面があります。
そういう意味では、バランスボールで読書、というのも一石二鳥でよさそうですね♪

もし、「読書姿勢が悪いな」と感じる方がいたら、今からちょっと意識してみてください。
きっと、慣れてくるころには大きく変化を感じられるはずですよ!

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