あの「CIA」が開発した、課題解決のためのチェックリスト40個 from アイデア・バイブル
「フェニックス」のチェックリストをご存じでしょうか?
これは、私の愛読書「アイデア・バイブル」の中で紹介されている、あのCIAが開発したというもの。
「フェニックス」とはCIAが開発した、質問のチェックリストで、諜報部員が直面する課題をさまざまな視点から捉えられるように作られた。
とあります。
有名なアイデア発想のツールの一つに、「オズボーンのチェックリスト」がありますが、このオズボーンのリストをさらに具体化・細分化したもの、という印象です。
抽象度を上げればオズボーン、より具体的にすればフェニックス、という印象ですね。
では、アイデアバイブルで紹介されている、フェニックスのチェックリストを、備忘録として書留めがてらご紹介しましょう。
課題編
1.なぜ問題を解く必要があるのか?
2.問題を解くことのメリットは?
3.知らないことは何か?
4.まだ理解していないのは何か?
5.すでに得た情報は何か?
6.課題でないものとは何か?
7.手持ちの情報で十分か?不十分?過剰ではないか?矛盾点はないか?
8.課題を図表にすべきか、それとも図解にすべきか?
9.課題のどこに境界線を引くか?
10.課題をバラバラに切り離せるか?書き表わせるか?部分同士の関係は?
11.課題の中で不変な(変化しない)点は何か?
12.この課題を以前にも見たことはないか?
13.この課題を多少違った形で見てみたことはないか?
14.似た課題を知らないか?
15.全く同じ、あるいは似ている未解決部分がある、類似した課題はないか?
16.解決済みの事例はないか?それは使えないか?その解決手段は使えないか?
17.課題を言いかえられないか?何通りに言い換えられる?抽象化?もっと具体化?言い換え方そのものは変えられないか?
18.想像できる最高のケースは?最悪だと?最もありそうなケースはなんだろう?
解答編
1.課題全体を解決することができるか?一部分なら?
2.どんな解決像を望むのか?その姿を描けるか?
3.未知の部分がどれほどあるか、がわかるか?
4.すでに得た情報から有益なヒントを引き出せるか?
5.情報は全て使いきっているか?
6.課題にとって大事な要素は全て考慮に入れたか?
7.課題解決のプロセスを段階ごとに切り離せるか?それで妥当か判断できるか?
8.アイデアを出すためにどんな発想法を使えるか?いくつの発想法を知っている?
9.結果を想定できるか?多くのバリエーションを考えられるか?
10.どれくらい多彩なアプローチで課題解決を試みたか?
11.他人は何をした?
12.解決方法を直感できないか?結果を検証できないか?
13.何をすべきか?どうやってやるべきか?
14.どこで行うべきか?
15.いつ行うべきか?
16.誰が行うべきか?
17.今やるべきことは何か?
18.誰が何に対して責任を負うのか?
19.この課題を利用して他の課題を解くことができるか?
20.この課題の独自性を決定づけている特徴とは何だろうか?
21.どんな指標が、進捗の度合いを最もよく示すだろうか?
22.いつ成功するのか、どうやったらわかるだろう?
質問を組み合わせて使おう
常にこの質問を全て使う必要はありません。
ただ、順番に自分に質問していくと、課題を解決するための突破口が開けます。
いわゆるアイデアマンであったり、直感が鋭かったり、素晴らしいコンサルタントの方なんかが、普段から無意識に自分に投げかけている質問でもあります。
もし課題を抱えていたり、問題解決をすべき方は、参考にしてみてください。
というか、もしご興味があれば、「アイデア・バイブル」をぜひご覧ください。
損はしませんよ!