もう投資は怖くない!?はじめての人のための3000円投資生活 / 横山光昭 (著)
今日は、この本、「3000円投資生活」です。
昔、株式投資教室と、外為投資教室に通い、そして投資してみたものの、投資の魔物に負けて、マイナスを出したことがあり、個人的には、
「3000円で投資なんかできるかよ。」
と、思わず毒つきたくなる(いや、実際、毒ついた。汗)タイトルの本。
一度、新刊で出た時、そのキャッチーなタイトルに惹かれ、買おうとしたけど、3000円でうまくいくわけないじゃん。と心の声が私にささやいたため、買いませんでした。
しかし、数か月がたち、
いろんな書店で、改めて平置きされているじゃありませんか。
帯には
「4千人が大成功!」
「35万部突破」
と書かれていて、目立つポップも設置されている・・・。
ということで、買いました。はい。汗
はたして、3000円投資生活の全貌とは??
■どんな人が投資に向いているのか?
3000円投資生活に向いている人とはこんな人です。
「面倒くさがり屋で、細かい作業が苦手」
「仕事や家事が忙しくて、その他のことに時間がかけられない」
「今まで、投資というものをしたことがない」
「判断力がなくて、なかなか物事を決められない」
「小心者で、冒険をしたり、損をしたりするのが怖い」
これなら、私も3000円投資に向いていそうです。
というよりも、どなたにもおすすめの投資法ではないでしょうか?
■投資の成功が一握りだからこそ
この本を読んで、すぐに投資をはじめようと考えているわけではありませんが、
以前うまくいかなかった経験もあり、
この本を読んで4000人が大成功と書かれていることもあり、
ローリスクで、それぞれが望む目標を達成できる方法が書かれている本なんだとイメージできます。
いつか投資をするチャンスが来た時に、こういう方法があるということを知っておくだけでも損はないと思います。
昔うまくいかなかった人も、これからはじめようかと思っている人も、どちらにでも読んでほしいですね。
結果、投資で大きく成功できる人なんて、一握りですから。
■投資はローリスク、ローリターン
私の考えでは、投資とはハイリスク、ローリターン・・・
つまり、利益を得られる人は、ほんの一握りのひとたちだけだ。と思っていたのですが、どうやら違っていたようです。
投資の魔物って、さっき書きましたけど、経験者は分かると思うのですが、投資をしている時、本当に落ち着かないですよ、心が。
確かに、テレビや新聞やネットなど、今まで興味もなかった経済情勢、社会情勢がすごく気になり出し、勉強するようにはなったので、そこはメリットとしても、気持ちが休まらないんです。
そして、買ったら下がって、売ったら上がっての繰り返しで、気が変になりそうでした。(汗)
これは、典型的というか、ダメな素人投資家(私。汗)の例ですが、お金とうまくつきあい、自分をコントロールすることができなかったんですね。
この本を読んで、数多くの人が、「お金の問題児」が、「お金の優等生」に変身していったそうです。
うらやましい。
■お金に操られない人になるために
どうやって、「お金の問題児」が、「お金の優等生」に変わっていったのか?
詳しくは、本書を読んでもらうとして、
・リスクが低い、インデックスファンドの投資商品を購入しているということ。
・お金に勝手に増えてもらう。という考え方。つまり、手間をかけない事。
・何のための投資なのか?いつまでにどれくらい増やすのか?など投資のゴールが明確であること。
こういったノウハウは本書に丁寧に書かれているのでぜひ読んでほしい。
難しい投資のワードも、説明が分かりやすい。
■なぜ3000円なのか?
なぜ本書のタイトルが、3000円だったのかなと考えると、私の少ない投資生活をもとに考えてみると、投資は収支の結果も大事ですけど、その過程のメンタルに影響されるからなのかなと。
少額だと、ダメージも少なくて済みますしね。
経験しないと分からないことですが、ほんと影響されますよ。^^;
少ない投資で慣れていき、投資額を増やしたり、投資商品を増やしたり、そうすることで少しずつメンタルも鍛えられる。資産も増えて、人間的にも成長できそうだと思いました。
■まとめ
今回は、3000円投資生活と言う本を読みました。
何もしないでお金が増えていくのは楽しいものです。でも、仕事と同じように、増やすためにはそれなりに努力が必要です。そしてその努力が実るときもあれば実らない時もあります。
そこで、一喜一憂せず、ゴールに向けてコツコツと進んで行ける人だけに、投資の成功があるんですね。
「ゲームに参加しないリスクは、参加すリスクよりもはるかに大きい」
本書に引用されていた、世界的投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。
投資は正しい知識と情報を得る努力と、そして自分をコントロールできる人、またはそうなろうと努力出来る人にとって、リスクよりもメリットが大きいものなんですね。