著者:友松はじめ
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タイトルが、ゼロ秒思考だったので、最近よく見かけるようになった思考法本の一種かと思ったんですがそういうものではありませんでした。
速さは全てを解決する—『ゼロ秒思考』の仕事術

著者の赤羽さんは、アメリカのコンサルティング会社マッキンゼーに14年間勤務され、そのときに培った思考法、そして業務の効率化のノウハウを誌面の許すかぎり公開したのが本書です。

マッキンゼーの他、いくつかの企業でのご経験もあり、部下が数十名いたこともあるということでしたので、人に任せる業務の話しかなと読みはじめに思ったんですがとんでもない。

部下数十名の企業から、全部お1人でこなさなければならない企業での業務の経験もあり、1人で仕事をすることが多い私は俄然モチベーションが上がりました。

コピー数枚をホチキスでまとめるような単純作業にも

メールや企画書、レポートを書くときにも、パソコンに単語登録を行う工夫をすること。

これは、「あ」と入れればありがとうございます。「お」と入れれば「お疲れ様です。」と表示されるように、よく打っている言葉の登録をいくつも行っておくと、文章を書くスピードが格段に速くなる。

業務の効率化といっても、大きな視点ではなく、細かい作業の中にもスピードアップできるところがたくさんあり、それができないのは、まだまだ工夫が足りないのだそうです。

すべての業務に効率化できるところは無いか探しながら業務する。

コピー数枚をホチキスでまとめるような単純作業にも効率化できることがたくさんある。

仕事がもっとスピードアップできないか?効率化できないか?と工夫する工夫。

企画書やメールにしても、過去自分が書いてよかったものや相手からもらったメールや企画書でいいものがあれば、いずれ自分が使える型として保管しておくとか、その工夫の多さたるや、流石マッキンゼーという世界一のコンサルティング会社にいて部下を数十名も抱えていた方です。到底全部真似できるものではないなと感じました。

しかし、どんな業務にも工夫してスピードアップしていく要素は必ずあるという考え方をもって日頃の仕事を行うことは明日から・・・いや、今からでも取り組めることですね。

本書のタイトル「ゼロ秒思考」

ここまでは抱えている業務のスピードアップの話しですが、本書のタイトル「ゼロ秒思考」

即断・即決も無駄な時間を無くし、スピードアップするために必要なスキルです。

その即断・即決が出来る訓練方法として、A4にメモを書いて、思考を整理して頭を良くする「頭のよくなるメモ書き術」について触れられていました。

内容は数ページで終わっていたのですが、前著、

こちらに詳しく練習方法が書かれているとのことで、即、今日、併せて読んでみました。

マニュアルのように詳しく「頭のよくなるメモ書き術」が説明されていますので、ここでは詳しく書きません。

しかkし、著者の赤羽さん自身がご自分で使っていて、また日本国内はもとより、世界中でセミナーをして受講者が効果を実感しているこの方法は、もう出来る出来ないとか効果があるとか無いとかそいう話ではなく、月並みではありますが・・・

やるか、やらないか

の内容でした。
私は早速実践したいと思います。

まとめ

頭の中がゴチャゴチャとして考えがまとまらない時は、紙に書くだけで頭がスッキリするという体験は過去何回もしています。

こういう簡単で手軽な、身の回りの物でできる訓練で、頭が良くなり、即断・即決のゼロ秒思考が手に入るのなら是非やってみて身につけたいですね。

著書に書かれていますが、まずは3週間やってみると、効果を実感できるそうですよ。

これからいくつか思考法の本を読んでみようと思いますが、この本は、新しい思考法を手渡されて無理やり新しい思考法を行って自分になじませていくという感じではなく(もちろん、それが悪いと思ってません。)自然とシンプルな思考と頭の良さを手に入れられるようになっていることが、再現性がありそうで私は好きです。

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