著者:友松はじめ
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前回までの記事で30分(ダイジェスト)読書法は、一通り終了です。
とはいっても、実はここからのステップが、今読んだ本から得た情報と時間を無駄にするかしないかの分かれ目になるんですよ。

今日のブログのタイトルになっていますが、
「アウトプット」です。
読み終わった後は、アウトプットが大事になってきます。

私たちビジネス読書会では、「読みっぱなしにしない」ことを推奨しています。
30分読書法で本を読んだ後は、アウトプットの時間です。^^

毎週水曜日と土曜日にWEB読書会を開催していますが、このWEB読書会でも、参加者全員が読んだ本の感想を3分~5分発表をします。
そして、15分前くらいから、今日読んだ本の内容を参加者それぞれのフェイスブックのタイムラインに写真とともにアップしてもらています。

もちろん、強制ではないですよ。

なぜフェイスブックに読んだ本の感想をアップするのか?
これには理由があるんですが後ほどお話します。

なぜアウトプットをするのか?

では、なぜアウトプットが必要なのか?についてお話していきたいと思います。

普通、本を読んでいても、読み終わったらそれで終わりですよね。
本を読んだままの状態だと、脳の中で本の情報は知識記憶として記憶されています。
この知識記憶というのは、簡単に言うと「知っているだけ」の記憶です。

短期記憶とも言われていて、時間の経過とともにどんどん忘れ去られてしまいます。
エビングハウスの忘却曲線というのがあるんですが、時間の経過とともに人間がどれくらいの割合で物を忘れていくのかを表したグラフなんです。
このグラフを見ていただくと良くわかるんですが、
eving

せっかく記憶しても・・・・
20分後には42%
1時間後には56%

1日後にはなんと、72%も忘れるんだそうです。

もちろん、これは何もしない場合ですよ?
何もしないっていうことは、つまり、読みっぱなしの場合です。

忘れないために

忘れないために、どんなことをしたらいいのか?
忘れないために行うのが、アウトプットです。

本を読む行為はインプットにあたります。
本を読むときは、アウトプットを前提にして本を読むことをオススメします。

では、我々が言う読書術のアウトプットとはどんなものかというとですね?

人に話す
ブログに読んだ本の感想をアップする
フェイスブックに読んだ本の感想をアップする

以上の3つです。

人に話す

「あのさー、こないだ習った30分読書法を使って本読んだんだよね。」
「30分で本1冊読めるもんだねぇー」
「でさ、読んだ本ってのがさ、こういう本でさ、著者はこんな人で、こんな内容だったわけよ。」
「あーだ、こーだ、ホゲホゲホゲホゲホゲ」

と、本を読んで得れたことを人に話すんです。
両親、兄弟、妻、夫、上司、同僚、友達、子供、、、、
話す人がいなければ、ボイスレコーダー。
とにかく話すことで、知識記憶から経験記憶に置き換わるといわれています。
経験記憶とは、つまり、自分が経験して身につけた記憶と同等になるということです。
長期記憶とも言います。

忘れにくい記憶になるということですね。

これは、ブログに記事としてアップすることにも言えることです。

ブログに読んだ本の感想をアップする

書評ブログというのがあります。
自分が読んだ本の感想をブログにアップして発表するというブログで、何年も毎日本の感想をアップし続けている、そしてファンがいるというブログも存在しています。

そこまでやる必要は無いんですが、読書生活をスタートさせることをキッカケに、書評ブログのようなものをアップして、本の感想をアップするのもいいかもしれませんね。

読んだ本の内容を思い出しながら、場合によっては、本を読み返し、メモを見返して記事を書くことで、記事を書き上げるころには、良質なアウトプットにつながっているはずです。

フェイスブックに読んだ本の感想をアップする

やることは、ブログとほぼ同じですが、フェイスブックの場合は見る人も友達や知り合いの方が多いので、もっとリラックスして書けるかもしれませんね。
そんなに肩肘張らずに、たとえば・・・

「今日は、読書法を使って、こんな本読んだよ。」

でも良いと思います。
詳しく書きたいのであれば書いていいと思います。
ま、欲を言えば、少しでも本の内容に触れたほうがより記憶に残りやすいですけどね。

で、フェイスブックに読んだ本の投稿をすることで、私が一番良いと感じていることが2つあります。
1つ目は「いいね」
2つ目は「コメント」

です。
本の感想をフェイスブックにアップした後、友だちからの「いいね」があると思います。
コメントもあるかもしれません。

これが、結構うれしいというか、モチベーションにつながるんですよね。
モチベーションになるということは、継続力につながり、継続していけるようになるということは、読書法のスキルも身につき、上達もするといことですね。

ということで、これからは、
本を読んだら読みっぱなしにしないことを心がけていただければと思います。

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