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みなさんは、「プレデター」の意味をご存じでしょうか?

プレデターといえば、あの映画の中の怪物が真っ先に思い浮かぶと思います。

このプレデター、日本語では「略奪者」です。
(映画のキャラ的には捕食者の訳の方が適当だと思いますが。)

今回は、そんな「プレデター」がタイトルについた、「プレデターシンキング」について少しまとめてみたいと思います。

プレデターシンキングってどんなもの?

プレデター=略奪、つまり略奪思考、というのがプレデターシンキングの考え方。

乱暴に言うと、「欲しいものはすべて誰かのものなんだから奪い取ろうぜ」ということです。
オブラートに包まずストレートに言うのはすごいですね(笑)

ちなみに、著者のデイブ・トロット氏は、「世界で最もクリエイティブな広告エージェンシー」に選ばれた方。

広告のプロと言われると、説得力が増しますね。

思考法の本と言うよりはエッセイ

amazonのレビューなどにもあるように、実際にはこの本の内容はエッセイ的な、エピソード集です。

「略奪」という言葉の強さが表に出てきますが、実際にはそんなことはなく、様々なエピソードから学びを得ていく形。
さらには、装丁がきれいなので、インテリアとして飾るカフェもでてきそうですね。タイトルがあれだけど。

確かに「欲しいものは誰かのもの」だからこそ

この本から読みとれることは色々ありますが、プレデターシンキングは、私の意見では、「欲しいものは誰かのものだからこそ、提供できる価値を一歩踏み込んで考え、Win-Winを目指す、という、特に目新しいものではない普遍的なものを、より読みやすく描いているフレームワークかな、と思います。

例えば、私たちは誰かと会う場合、相手の時間を奪います。
奪うからこそ、どのように時間を過ごすか、相手にとってその時間はどういった時間なのか、を考えることが大切。

つまり、前提として、「奪うからこそ、考えろ」ということかと。

そういった意味では、軽い自己啓発的な本として、手元に置いておくと、たまに読みたくなるかもしれません。

入門書としては素敵な一冊。
おしゃれなので、ぜひ本屋さんで見かけたら手に取ってみてくださいね!

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