著者:友松はじめ
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格差社会を生き延びる読書という最強の武器

格差社会を生き延びる読書という最強の武器

■読む前の予想

アマゾンで新刊を探していて、タイトルだけで購入した本です。
タイトルを読んだだけで何を書いてあるかわかるような本でしたが、著者が生き延びるための読書をどんなふうに読者に伝えるのかに興味があり購入しました。

- 目次 -
第1章 「成功者はみな読書家である」と言う事実
第2章 読書を教養に変える方法
第3章 ネットと読書の上手な活用法
第4章 あなたにとっての「いい読書」「悪い読書」
第5章 一流の人は、「小説」と「歴史」を大切にする

■気になるポイント3つ

気になったポイントはこの3つです。
読書の恩恵
知識と教養
読むべきジャンルとは?

読書の恩恵

読書をしない人は驚くほど多いです。
だからこそ、このような本が出版されるのだと思いますが、本当に本を読まない人は多いです。
本を読まない人は、本を読んで何になる?と思っています。つまり、読書に損得勘定をもってきますね。
でも・・・

「読書の先には何があるのか?」と感じるかもしれませんが、その先を信じて読書をしてきた人と読書をしなかった人とでは、結果的に知的格差が開いてしまうのです。

そんなね、読書なんていうのは、そうそう読んで明日すぐいい結果がでてくるようなものじゃないわけで、積み重ねた結果、手にできるもので、さらに続ければ、さらに恩恵を受けることができるのが読書なんですが、これはホント続けている人にしかわからないことです。

でも、こうやって、読書の良さを本にして伝えてくれているわけですから、この本を読んで気づいて行動をおこす人が一人でも多く現れたらいいなと思います。

まあ、読書の先なんて考えなくても、読書をすることで得られる恩恵はこんなにあります。
・考える力
・新しい視点
・説得力のある話し方
・文章力や理解力
・成功者の思考が学べる
・他人に事例が学べる
・失敗を本を通して疑似体験できる
・人間本来のあり方を知ることができる
など。

これって、ざっくりまとめると「教養」です。
本書で「教養」とは、「自分で稼げる力」と言っています。

自分で稼げる力をつけるには、読書習慣を身に付け、教養を付けることなんです。
今は本当に悲しいかな、格差社会です。

一度レールから外れれば、なかなか正社員として仕事に就くことが難しい社会になっています。
20代ならともかく、30代、40代、50代、年齢が上になってくるごとに絶望的なくらい正社員の道は閉ざされます。

チャンスが無くなるのは、
言われたことを従順にこなす能力ではなく、どこにでも通用するスキル、起業できるスキルを磨いてこなかったことが原因です。

現代社会人は仕事以外の勉強をほとんどしない。と本書では言っています。
私もそう思います。自分への投資をしないんです。

この格差社会で、自分の不幸を人や環境のせいにして、読書をして教養をつけない人は、下流へながされていくでしょう。確実に。

知的格差が広がるばかりです。

知識と教養

知識とは、ただ知っている、理解していることだけに対して、教養とは、ただ知っているだけではなく、創造的な心の豊かさや理解力、幻術、宗教など、知識をさらに応用したものであることが分かります。


今の社会人は自分に投資をしないと書かれていましたが、一般的日本人は教養をつけていないのだそうです。

では、どうやってその教養をつけるのかというと、読書なのだそうです。
本は、他人の経験を学べる唯一のツール。教養は、お金を生み出すビジネスに欠かせない要素で、教養に行動が結び付くとお金が生まれると著者は言っています。

読書をして教養を付けても生活環境が変わらなければ、意味がないわけですから、読書をするとお金が稼げるようになるというのはうれしいですね。
とは言いつつも、これは読む本の内容と、本人の行動次第ですが。

読むべきジャンルとは?

・ビジネス書
・小説
・哲学書
・古典
の4ジャンル。

ビジネス書は、即時性のあるテクニックを学ぶことができ、即仕事に役立てて結果を出していくことができる。
小説は、感受性、想像力、記憶力、語彙力、表現力、国語力をつけることができる。
哲学は、考える学問。正解のない学問。だけど、お金儲けに必須の学問。
古典は、時代に残ったものであることから、無条件に正しいもの。自分で考える力を学べる。

この4ジャンルを読むことでお金を稼ぐことができる人になるということですね。
この書評を書く前に、文学小説を数冊手に入れました。(単純思考です。汗)

■まとめ

格差社会を生き延びる最強の武器は読書です。
もう、答えを教えてもらっているのだから、本書を買って、今読むべき本を読めば、道は開けていくわけなんですが、これがまた、簡単にはいかないんですよね。

本書を買う人、本書を読む人、本書の内容を実行する人

が、どれだけ少ないことか。
もう答えがでているのに。この本を買おうと思った人、そして買った人は、多かれ少なかれ、格差社会に不安を感じている人だと思うんです。
でも、結果、行動しない。ほとんどの人が。

今の時代、
・自ら考えることができる
・創造力がある
・主体性がある
ことが、必要とされる人材と言われています。

つまり、今の時代の「生きていく力」です。
これは読書を通じて知識と教養をつけていくことで身に付いていきます。
経験から言うと、主体的に本を読んでいきさえすれば、自分でいろいろ試したくなってきます。
表現したくなってきます。動かない周りにウズウズじて失敗を恐れず行動するようになります。

どうせ、やらない人がほとんどなんですから、
逆に言うと、チャンスなんですよ。やればいいだけなんですから。

いろいろ書きましたけど、本書を読んで、読書を、格差社会を生き抜く最強の武器にしてほしいと思います。
格差社会を生き延びる読書という最強の武器 シードメモ

格差社会を生き延びる“読書”という最強の武器
格差社会を生き延びる“読書”という最強の武器

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