著者:友松はじめ
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言ってはいけない 残酷すぎる真実

言ってはいけない 残酷すぎる真実 / 橘玲(著)

■読む前の予想

何を読もうかなと思って、お気に入りの博多駅の小さな書店に行ったときに平置きにされていたオススメ本です。新刊・・・ではなくて、ベストセラー本ですね。
「言ってはいけない」というタイトル、どんなタブーなのか?帯に書いてある「不愉快な現実」って?
読んだら救いようのない不愉快な気持ちになるのか?汗
とはいえ、この世には本音と建て前があるわけで、口には出さないけれど知っておいた方が良いことってのもありますから、向学のためにも読んでみようかと。

- 目次 -

Ⅰ努力は遺伝に勝てないのか

1.遺伝にまつわる語られざるタブー

2.「頭がよくなる」とはどういうことかー知能のタブー

3.知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人

4.進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか

5.反社会的人間はどのように生まれるか

Ⅱあまりに残酷な「美貌格差」

6.「見た目」で人生が決まるー容姿のタブー

7.あまりに残酷な「美貌格差」

8.男女平等が妨げる「女性の幸福」について

9.結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実

10.女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?

Ⅲ子育てや教育は子どもの成長に関係ない

11.わたしはどのように「わたし」になるのか

12.親子の語られざる真実

13.「遺伝と環境」が引き起こす残酷な真実

あとがき

■気になるポイント3つ

遺伝とか、環境とかありますけど、今回は文章にできないです。(汗)

■まとめ

読みました。
遺伝や容姿など、もって生まれた変えられない事実と、環境や親の教育、男女の性について、確かに人によっては内容を不愉快に感じ、
本書を叩きつけたくなる人もいるかもしれませんが、たくさんのエビデンスを交えた話に説得力がありましたし、
読んでいて、「あーあれは、これが原因だったのか」と思える話がたくさんありました。
著者は、この話には納得できないなら、納得できる別の説明をしてほしいと書いてありましたが、あるのかな?あるなら私も読んでみたい。

帯に、

この本の内容を気安く口外しないでください。

と書かれていましたが、読み終わって、ほんとにそんな内容でした。
とても、書評記事を書ける内容ではないですね。

どちらかと言うと、本書に書かれている内容と真逆のことが、世のスタンダードとして成り立っているので、
この本を読んで、たとえ、その内容が現時点で真実であったとしても(今後の研究で覆されるかもしれないので)、
得意げに本書で得た知識を披露するのは注意した方がいいなと感じます。

私がこの本を肯定的に感じたか、否定的に感じたか、それを記事にするだけでも憚れるなと。(汗)

ただ、読み終わって言えるとしたら、読むのはオススメします。
知らないよりも知っていたほうが役に立つ、もしくは、今後ニュースを見ても、憤ることも少なくなるんじゃないかなと思ったりしました。

ここまで書きましたけど、内容はおもしろいですよ。
流石は20万部突破の本です。

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