著者:友松はじめ
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7日間起業 ゼロから最小リスク・最速で成功する方法

■読む前の予想

だめです。タイトルだけで掴まれました。^^;
7日間で起業とはどういったものなのか?
7日間で起業ってできるのか?どんな業態なのか?

- 目次 -
Contents 訳者まえがき 序文
第1章:ローンチしなければ学べない
第2章:スタートアップとは何か?
第3章:アイデア、エクスキューション、ハッスル
第4章:なぜ7日間で?
第5章:7日間起業
第6章:ビジネスモデルを精査しよう
第7章:ビジネスルール金科玉条

■気になるポイント

7日間起業の内容
なぜ7日間なのか?
本を読んだら本当に7日間で起業するための内容でした。

7日間起業の内容

1日目は、起業のアイデアを考える。
事業を何にするか?それを出すための考え方が書かれています。

2日目は、最小限の時間や労力で最初のサービスを作ること。
これがうまくいけば、それをもとにもっといいものに作り変えていくだけ。

3日目は、ビジネスの名前を決める。です。名前を決めるのにそんなに時間はかけるなと書かれています。
アップルは、農園でジョブスが初めてLSDを決めた場所にちなんで命名した。と書かれていましたがホントだろうか?名前は後でも変えられるから気楽に決めて良いようです。
ただ、その決め方にもチェック項目があります。それは本書でご確認ください。これならビジネスの名前、早く決まりそうですね。

4日目は、1日でWEBサイトを作る。です。しかも1万円程度で。
基本的には自分で作ります。14年間起業で失敗し続けた著者には、時間もお金もかけられなかったため編み出されたむちゃくちゃな方法です。でも、創業時にどれくらいのレベルのWEBサイトを作ったらいいのかの目安になると思います。

5日目は、集客方法を準備します。人が集まらないことにはビジネスは成功しません。
集客のための10個のマーケティング手法が学べます。

6日目は、目標を決めます。
目標と言っても、よくある事業計画書に書かれるような目標ではなく、

私が過去に起業したどのビジネスも、私の第一目標は自分自身が見合った報酬が確保できる地点にできるだけ早く到達することだった。

自分に必要な報酬が確保できることがまず目指すべき目標であるのは分かりやすくていいですね。

7日目はビジネスを公開する。です。
本書ではローンチと書かれています。ローンチとはビジネスを世に送り出すことだったり、立ち上げだったりの意味です。
ローンチしたら、5日目で考えたマーケティングを実行していきます。

これが7日間起業のあらましです。

なぜ7日間なのか?

そうなんですよ。7日間じゃなくて、1か月でも半年でも1年でもいいと思うんです。
でも、なぜ7日間なのか?
それは、

私が推測にとらわれずに判断した唯一の事例が、WP Curveである。その時、私は何かを推測する時間がなかった。すべての重要な決断は、ローンチ後に行われた。それらの決断は推測ではなく、顧客の行動に基づいてなされたのだ。実際のデータから学ぶ能力は「7日間起業」を可能にする秘訣である。テーブルから一切の推測を排除しよう。あなたが集中すべきポイントは、7日間でローンチすること、それだけである。

あとだしジャンケン的なところはありますが、事業を立ち上げるのに仮説を立てて考える時間が無かった著者は、先にリリースして、仮説ではなくて、顧客からリアルな要望を聞いて改善してビジネスを大きくしていきました。短期間でビジネスを立ち上げられれば、仮説を立ててあーだこーだとムダな時間を過ごさずに済むってことでしょうか?
でも、実際のお客さまからの意見が一番の改善のキッカケですから、これはこれでアリだと思いました。

■まとめ

7日間で起業するという、早さや、そのノウハウに目が行ってしまうのですが、時間をかけようと、かけまいと、ビジネスを成功させるためには、毎月支払ってくれるお客様を早く、たくさん見つけることなのだということを本書で教えてもらいました。
もちろん、お客様が欲する、お役様に役立つ内容でなければならないことは言うまでもないですね。

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